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【四大陸選手権】「あの快挙から1年…」かなだいの前に立ちはだかる2つの壁…⁈

 

2月8日から、アメリカ・コロラドスプリングスで開催される、ISUチャンピオンシップスの一つ、四大陸選手権

前回大会で銀メダルを獲得するという、日本アイスダンス界初の快挙を成し遂げたかなだいの2人の前に、今大会は"2つ"の壁が立ちはだかっています。

今大会は当初、オーストラリア・シドニーでの開催が予定されていましたが、オーストラリアフィギュアスケート協会が開催を返上したことにより、アメリカでの代替開催が決定。

日本勢としてかなだいをはじめ、10選手が出場することで注目が集まっています。

昨年の今大会は、オリンピックイヤーということもあり、1月中に行なわれていましたが、全日本選手権で悔しい思いを胸に、かなだいこと、村元哉中選手と高橋大輔選手は、総合181.91点で日本勢として大会過去最高位となる銀メダルを獲得していました。

四大陸選手権2022 日本勢初銀メダルを獲得 photo by Twitter


今大会でも期待のかかる2人ですが、ファンの方々からは心配の声も…。

1つ目は、開催地が高地であること。コロラドスプリングスは富士山の5合目よりも少し高い、標高1,800mにあるため、一般の方々は少し早歩きするだけで息が切れてしまうことも多いそうです。

会場となるコロラドスプリングスの標高は1,839m… photo by Twitter


そのためフィギュアスケートに限らず、様々なスポーツの選手たちは、少しでもその環境に慣れようと、普段よりも早めに現地入りをするとのこと。

これは、かなだいの2人に限ったことではないのですが、ベテラン選手である高橋選手への影響を心配しているようでした。

2つ目は、今大会に出場するライバルたちについて。かなだいや小松原夫妻組ら15組が出場する今大会において、かなだいのシーズンベストである188.30点は6番目となっており、アメリカやカナダに強豪選手がひしめき合っている状態。

 

その中でも、アメリカのマディソン・チョック選手・エヴァン・ベイツ選手組と、カナダのロランス・フルニエ・ボードリー選手・ニゴライ・サアアンスン選手組が、ともにこれまで総合210点台を出しており、注目を集めています。

左:マディソン・チョック選手/エヴァン・ベイツ選手(アメリカ) 右:ロランス・フルニエ・ボードリー選手/ニゴライ・サアアンスン選手(カナダ)


それでも、かなだいの今シーズンのプログラムである「コンガ」と「オペラ座の怪人」が、2人に合っていることや、回を重ねるごとに完成度が高まっていること。

そして、「体力面さえ何とかなれば表彰台も見えてくるのでは…」と、期待の声が寄せられています。

世界を魅了する「オペラ座の怪人」 photo by Twitter


アメリカを練習拠点とする2人ですので、何らかの高地対策はしてあるでしょうし、優勝を飾った昨年末の全日本選手権から、正月を挟み激動のアイスショーを乗り切った体力で、2大会連続のメダル獲得も期待されているようでした。

そんな2人は、日本時間8日1時半から始まる公式練習から参加し、11日3時35分からのリズムダンス、そして13日5時15分からのフリーダンスで、素敵な演技を披露してくれることでしょう。

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