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【四大陸選手権 アイスダンスFD】転倒に思わず「頑張れ!」最後まで最大出力のかなだいに称賛の声!

 

アメリカ・コロラドスプリングスという、過酷な環境の中開催されていた四大陸選手権2023。

競技最終日の11日には、アイスダンスのフリーダンスが行なわれ、最後の最後まで全力を出し、最高の演技を届けようとしたかなだいの2人に称賛の声が寄せられています。

 


今大会は、1,800mという富士山の五合目にあたる高地での大会ということで、全てのカテゴリーで次々と演技後に倒れ込む選手が続出するという事態に…。

ペアで優勝を果たしたりくりゅうでさえ、FS後に倒れ込む姿が… photo by Twitter

 

 

そんな中でも、最高の演技を披露しようと、公式練習で最後の調整をしていた日本勢の2組。


7位通過となっていた、かなだいこと、村元哉中選手と高橋大輔選手も、リズムダンスの後半にあの村元選手がまさかの転倒…。

その珍しい出来事に驚くファンの方々の中には、高橋選手が優しく介抱する姿に、思わず喜ぶ方々もいらっしゃるほどとなっていました。

 


そんな前回大会銀メダルで、5番滑走として登場した2人は今シーズン、世界中の方々を魅了してきた「オペラ座の怪人」で、競技をしっとりとスタート。

 

その瞬間から一気に溢れ出した大人の色気と、舞台を観ているかのような圧倒的世界観に目と心を奪われた会場の方々。

魅力溢れる演技で観ている方々を虜にするかなだい photo by Twitter


力強く安定したリフトや、息の合ったツイズルなどに大きな歓声と拍手が送られ、過酷な環境を忘れさせてくれる完璧な演技で終えるかと思いきや、終盤に足にきたのか、高橋選手が2度の転倒…。

 

一切の余裕がないその顔からは、全力の演技だったことが分かりました。


最後の転倒時には、会場から思わず「頑張れ!」と声援が飛び出すほどとなっており、フィニッシュ後には、温かい拍手が。

 

そんな高橋選手もキスクラでは笑顔を取り戻し声援に応え、この演技で95.65点が与えられ、総合160.24点で9位となっていました。

過酷な環境での演技に疲労が… photo by Twitter

 

 


その直後の6番滑走に登場した小松原美里選手・尊選手の夫婦組は、映画「フィフス・エレメント」の曲に乗り、繊細で力強い世界観を熱演。

 

夫婦ならではの阿吽の呼吸でのスケーティングや、常に美里選手をサポートするかのような尊選手の姿が映える、素敵な演技に。


フィニッシュ後には、お互いの健闘を讃え合い熱いハグを交わした2人。

 

尊選手の地元も近いということもあり、大きな称賛の拍手が送られた2人の演技は、98.99点を獲得し、総合165.71点で7位となり、キスクラで喜びの笑顔を見せてくれていました。

 



そんな今大会のアイスダンスで優勝となっていたのは、アメリカのマディソン・チョック選手とエヴァン・ベイツ選手組

 

昨年6月に婚約した2人は、シーズンベストとなる最高の演技で、地元となる会場を沸かせ、喜びを爆発させていました。

アイスダンス表彰式 photo by Twitter

 


最後の最後まで、全力を出し演じた選手の皆さん。

特にかなだいの2人の演技には、これまで以上の進化が見られるなど、最終戦となる3月末の世界選手権に向けて、期待の声も寄せられていました。

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