日本時間2月24日から、オランダ・ティルブルフを会場に競技がスタートしたチャレンジカップ2023。
日本ジュニア男子勢がワンツーを飾り、盛り上がりを見せる中、シニア男子では珍事件が勃発しながらも、日本勢が上位につける展開となっています。
坂本花織選手や三原舞依選手など、世界ランク上位の日本勢が多く出場するとあって、大きな注目を集めている今大会。
初日には、ジュニア男子のショートプログラムが行なわれ、佐々木晴也選手と垣内珀琉選手が登場し、両選手ともミスがありながらもワンツー通過に。
続くフリーでは、2位通過の垣内選手がほぼノーミスの演技を披露し、総合174.15点を出した直後、首位通過の佐々木選手が、ジャンプでミスがありながらも素敵な演技を披露し、総合177.67点で見事優勝。
このカテゴリー日本勢5大会連続の表彰台を、2人で飾っていました。
Congratulations 👏🏻
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月24日
1. 🥇 Haruya Sasaki 🇯🇵 177.67
2. 🥈 Haru Kakiuchi 🇯🇵 174.15
3. 🥉 Georgii Pavlov 🇨🇭 161.77#ChallengeCup #FigureSkating pic.twitter.com/GNF4dOY5KY
その勢いのまま行なわれた、シニア男子のショートプログラム。
2番滑走として登場した山本草太選手は、昨シーズンからの継続プログラム「Yesterday」を華麗に演じ、ジャンプで細かなミスがありながらもそれをカバーする見事な演技で、84.72点を獲得し2位通過に。
Sota Yamamoto 山本 草太 🇯🇵 84.72 pic.twitter.com/faWCdleFxH
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月24日
しかし、続いて10番滑走に登場予定の佐藤駿選手にトラブルが発生。
6分間練習中に足元を気にしているかと思うと、急いでリンクから上がり、練習をストップ。
次の瞬間、近くにいた坂本選手がどこかに走ったかと思うと、帰ってきたその手には新しい靴紐が…。
6分間練習中に靴紐が切れてしまったことで、十分なアップができないままでしたが、何とか演技には間に合った佐藤選手。
しかし、いつものショートプログラムの衣装ではなく、何やら見覚えのある衣装を着用。それは、ジュニア男子で優勝した佐々木選手の衣装でした。
靴紐トラブルに続き、まさかの衣装忘れ…。
そんな珍事件が続き、十分なアップができず、焦りもあった中であろう佐藤選手ですが、演技はなぜか今シーズン一番の出来。
ジャンプなどを完璧に決め、自己ベスト更新となる95.08点で、見事首位通過となっていました。
Yes! Shun Sato 佐藤 駿 🇯🇵 finally reaches his goal and delivers a clean SP! 🔥💪🏻 Especially remarkabke considering he struggled with his boots during the warm up!
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月24日
He earns 95.03 points!#ShunSato #ChallengeCup #FigureSkating pic.twitter.com/2LQ5kPxlQJ
これを見たファンの方々からは、
「マジ、佐藤駿くん最高です!面白すぎ!」
「彼には、衣装も靴紐も練習も必要ないのか…」
などといったこの珍事件を面白がる声とともに、最高の演技を披露してくれたことに対して、称賛の声が寄せられていました。
そして18番滑走として登場していた壷井達也選手は、冒頭の4回転サルコウで転倒するなど、この日はジャンプが安定せず、67.16点でまさかの12位に…。
それでも続くフリーに向け、挽回を誓ってくれていました。
またアイスダンスに出場し、リズムダンスで4位通過となっていた小松原夫妻組は、フリーダンスで「フィフス・エレメント」を演じ、転倒がありながらも総合166.70点で、惜しくも最終4位となっていました。