オランダ・ティルブルフを会場に、ジュニア・シニアの日本勢男子が大活躍を見せたチャレンジカップ2023。
2月26日には、シニア女子のショートプログラムが行なわれ、坂本花織選手と三原舞依選手の『かおまい』が、仲良くトップを爆走中となっています。
ジュニア男子に続き、シニア男子の佐藤駿選手と山本草太選手がワンツーフィニッシュを飾り、勢いに乗っている日本勢。
ジュニア女子も、ショートプログラムで好演を披露してくれており、こちらにも表彰台乗りの期待が高まっています。
そんな他のカテゴリーに負けていられないと、躍動したシニア女子の日本勢3選手。
トリプルアクセルを最大の武器としている河辺愛菜選手は、黒に緑のラインの入った衣装を身に纏い「ビリー・アイリッシュメドレー」を躍動感たっぷりに熱演してくれました。
スタートからスピード感のあるスケーティングで、冒頭のダブルアクセルを綺麗に着氷。
しかし、続くジャンプでミスが…。
フィニッシュ後には思わず下を向き、大きく息を吐いた河辺選手は、この演技で57.10点となり、悔しい9位通過となっていました。
そして、昨シーズンの四大陸選手権以降、国際大会負けなしが続いている、今シーズンのグランプリファイナル女王である三原選手は、係の方々に丁寧に挨拶や感謝の言葉を伝えながら、笑顔でリンク中央へ移動したかと思うと、曲が流れると一気に集中した表情に。
今シーズン、世界中の方々を魅了したその演技力とともに、卓越したスピンやステップ、そして安定感抜群のジャンプを次々と披露すると、完璧な演技のままフィニッシュ。
演技後、素敵な笑顔を見せてくれた三原選手には73.55点が与えられ、2位通過となっていました。
Mai Mihara 三原 舞依 🇯🇵 also delivered a beautiful and clean performance and is in second place after the Short Program with 73.55 👏🏻#ChallengeCup #FigureSkating pic.twitter.com/VuUiEoLCzs
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月25日
そして、このカテゴリー首位通過となっていたのが、現世界女王である坂本選手。
これまでの衣装から新調し、曲を歌うジャネット・ジャクソンさんをイメージしたかのようなロックな衣装で登場すると、これまでよりもパワーアップした力強い演技を披露。
冒頭の幅と高さのあるダブルアクセルを決めると、続く3回転ルッツも成功。
そして、その磨かれた表現力を存分に発揮し、力強くフィニッシュ。
演技後、会場からは大きな拍手が送られたこの演技で76.85点を獲得し、三原選手と仲良くワンツー通過となっていました。
A very happy Kaori Sakamoto 坂本花織 🇯🇵 who leads after the Short Program at #ChallengeCup with 76.85 points! 👏🏻 pic.twitter.com/jxcIEhkaCG
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月25日
これまで、1月中旬に行なわれていた冬季ワールドユニバーシティゲームズ2023のように、ショートプログラムで坂本選手が先行し、三原選手がフリーで逆転するという流れがあっただけに、今大会の仲良し2人の熱い闘いの結末に、大きな注目が集まっています。
そんな注目のシニア女子フリーは、26日19時45分からとなっており、その後、ジュニア女子などと合わせて、表彰式が行なわれることとなっています。