カナダ・カルガリーを会場に、3月2日から競技がスタートした世界ジュニア選手権2023。
2日には、47選手による女子ショートプログラムが行なわれ、日本代表の島田麻央選手と中井亜美選手が、完璧な演技で高得点を獲得し、見事表彰台圏内の上位での発進となっています。
Happy team Japan! 🇯🇵
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年3月2日
1. Mao Shimada 島田 麻央 🇯🇵
3. Ami Nakai 中井 亜美 🇯🇵
👏🏻👏🏻#WorldJFigure pic.twitter.com/CZ1LV47Fqy
ISUが開催する中で、ジュニア世代の大会としては最大である今大会。
日本勢として8選手が出場しており、女子シングルには、今シーズン、ジュニアでは負けなしの島田選手と、ジュニアグランプリファイナル4位の中井選手が出場。
鈴木明子さんが振り付けを担当した「I Got Rhythm」を演じる中井選手は、冒頭のジャンプを成功させると、続く連続ジャンプも見事成功。
現地の解説者も『チャーミング!』と語るその演技と素敵な笑顔で、会場の方々を魅了していました。
完璧な演技で力強くフィニッシュすると、演技に全力を出し尽くしたのか疲れた表情を見せた中井選手。
それでもこの演技で、自身2番目の好記録となる67.28点を獲得したことがわかると、コーチとともに素敵な笑顔を見せてくれていました。
その後、取材に対し
「この初めての舞台でノーミスができたのは、凄く嬉しかった!
自分が思っている以上に点数が出たので、そこは良かった」
と振り返った中井選手は3位発進となり、続くフリーに向け、武器であるトリプルアクセルの成功を誓ってくれていました。
3. Ami Nakai 中井 亜美 🇯🇵 67.28 pic.twitter.com/YLL3L736GF
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年3月2日
そして、41番滑走として登場した島田選手は、黄色い衣装を身に纏い、昨シーズンからの継続プログラムである「ライオンキング」を熱演。
壮大な曲に乗り、冒頭の3回転ループを決めると、次々と高レベルなジャンプを成功させていました。
小柄な体ながら、実際よりも大きく感じるような巧みな表現力と、圧倒的運動量で、最後のスピンまで全力で演じ切った島田選手。
演技後には、大きな歓声と拍手が送られると、疲れもある中、笑顔で応えてくれていました。
フィニッシュ後には、現地の解説者も思わず「ワーオッ!」と声が出てしまうような圧巻の演技は、自己ベスト更新となる71.78点を獲得し、見事首位発進に。
キスクラでは、帯同している濱田美栄コーチとともに喜びを分かち合っていました。
1. Mao Shimada 島田 麻央 🇯🇵 71.78 PB pic.twitter.com/mkSoqINhIa
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年3月2日
この2選手の好演と、上位での折り返しという朗報を知ったファンの方々からは
「麻央さまは、今日もライオンキングも圧倒的だった…」
「中井選手のこの大舞台で決め切る強さよ!」
などといった称賛と喜びの声が寄せられていました。
なお続く女子シングルのフリーは、1日間を空けた4日9時45分から行なわれることとなっており、その後の表彰式で、2人の登場を待ち侘びているようでした。