世界選手権2023に出場予定の女子シングル・三原舞依選手が、3月11日から開催されていた第31回PIフリースケーティング大会に出場。
フリーのみで競われる今大会で、圧巻の演技を披露した三原選手の仕上がりに、ファンの方々から期待の声が寄せられています。
三原選手の地元・神戸のポートアイランドSCを会場に開催された今大会。
演技前には、10日後に迫った自身6年ぶりとなる世界選手権という大舞台に向け、
「終わった時に悔いのない、完璧な演技をしたい!」
と力強く抱負を語ってくれていました。
そんな三原選手は、前回大会となる、オランダで開催されたチャレンジカップのフリーでジャンプの不調が…。
その際、スケート靴にテーピングをして臨んでいましたが、今大会ではそのテーピングは見当たらず、調子を戻しているようでした。
12日の選手権女子のカテゴリーでは、出場した5選手中1番滑走として登場した三原選手。
それまでは、明るいお花畑のような雰囲気が感じられた三原選手ですが、今シーズンのフリー曲「恋は魔術師」が流れると、その雰囲気だけでなく会場の空気すらも支配。
冒頭のダブルアクセルを完璧に決めると、続くコンビネーションジャンプも華麗に着氷。
前戦から構成を戻したこともあり、安定感のあるジャンプが続きましたが、堪える場面もあり、完璧とはいかないまでも、129.89点を獲得し、見事優勝を飾っていました。
そんな三原選手は、
「こんばんは!PIフリー、無事終了致しました。
観に来てくださった皆様、応援ありがとうございました!
皆様が温かく見守ってくださる中、スケートを始めたポートアイランドのリンクで試合に出ることができてとても嬉しいです。
今日見つけた課題を磨いて、世界選手権の舞台で笑顔で元気よく滑れるように練習していきます!
皆様の素敵なバナー、宝物です」
と甲南大学フィギュアスケート部のSNSに感謝の投稿をし、受け取ったプレゼントなどの写真を投稿してくれていました。
また、この投稿の最後に
「並んで待っていてくださった皆様、最後のお方までお写真やサインできなくてごめんなさい…。
お帰り道お気をつけください!」
とどこまでもファンの方々を気遣うコメントに、ファンの方々は、
「ジャンプは完璧じゃなかったけど、場の支配力が凄かった…もうドキドキが止まりません!」
「舞依ちゃんは、どこまでもリアル天使なんですね!」
などの調子が戻ったことを喜ぶ声や、優しさを称賛する声が寄せられていました。
そんな三原選手は、開催が間近に迫った世界選手権に向け最終調整をし、3月22日のショートプログラム、そして24日のフリーで、素敵な演技を披露してくれることでしょう。