ルクセンブルクを会場に、競技がスタートしたクープ・ド・プランタン2023。
前戦となる世界ジュニア選手権でも大活躍だった中井亜美選手が、圧巻の演技で首位通過となると、ジュニア&シニア男子も奮起し、表彰台圏内の好位置につけています。
過去にも、日本勢が大活躍を見せてくれていた今大会。
今年も8選手が参戦しており、競技初日となる日本時間3月17日夜には、前回大会でもジュニア女子のカテゴリーを制している中井選手が、ショートプログラム用のピンクの衣装を身に付け、日本勢トップとして登場。
直前の6分間練習ではジャンプの不調を見せていた中井選手ですが、「I Got Rhythm」に乗り滑り出すと、満面の笑みで会場を魅了。
冒頭のダブルアクセルを華麗に決め、スピンやステップも全てレベル4で揃え、終わってみれば64.42点で圧巻の首位通過となっていました。
演技を終えた中井選手とシニア女子の千葉百音選手が声援を送る中、続く26番滑走には高木謠選手が登場。
「パリの空の下」で滑り出すと、冒頭のコンビネーションジャンプでは減点がありましたが、終盤のダブルアクセルなどで魅せ、56.03点で4位通過となっていました。
その後のジュニア男子・ショートプログラムでは、8番滑走に田内誠悟選手が登場。
長身の長い手足を生かした演技で魅了しますが、冒頭のコンビネーションジャンプで惜しくも転倒…。
それでもその後をしっかりまとめ、64.82点で2位通過と好位置につけています。
続いて、16番滑走に周藤集選手が登場。
冒頭のトリプルアクセルでお手つきがあったり、続くジャンプも空中で解けてしまったりと、なかなか調子に乗れませんでしたが、最後まで諦めず滑り切り、59.49点で表彰台圏内の4位につけていました。
そしてこの日の最後に行なわれたシニア男子のショートプログラムでは、3番滑走に三宅星南選手が王子様のような衣装で登場。
冒頭の4回転サルコウや終盤のコンビネーションジャンプでお手つきがありましたが、流れるようなスケーティングで76.36点となり2位通過に。
昨シーズンからの継続プログラム「義経」を演じる片伊勢武アミン選手は、5番滑走に登場。
冒頭のトリプルアクセルで転倒がありましたが、その他のジャンプやスピンなどで魅せ、この演技で63.28点で5位通過となり、フリーでの巻き返しが期待されていました。
そして、このカテゴリーのラスボスとして登場したのは島田高志郎選手。
躍動感のある「Sing Sing Sing」で会場を盛り上げ、ジャンプを次々と成功。
しかし、中盤のトリプルアクセルで転倒してしまい、73.99点で悔しい3位通過となっていました。
これを知ったファンの方々からは、
「亜美ちゃんが圧巻だった!」
「男子勢はフリーで期待してますよ!」
などといった声が寄せられており、続くフリーに向け声援が送られていました。