ルクセンブルクを会場に開催されたクープドプランタン2023。
競技最終日となる現地時間3月19日には、シニア男女のフリーとエキシビションが行なわれ、島田高志郎選手が銀メダル、千葉百音選手が優勝、そしてエキシビションでは日本勢6選手が華麗な演技を披露しました。
前日には、中井亜美選手の優勝など、ジュニア男女に参戦していた4選手が全員表彰台に上がり、素敵な笑顔を見せてくれていた日本勢。
シニア男女も負けていられないと、首位通過となっていた千葉選手たちに、期待と注目が集まっていました。
男子のフリーでは、ショートプログラム5位通過となっていた片伊勢武アミン選手が「序奏とロンド・カプリチオーソ」を熱演。
冒頭のトリプルアクセルはステップアウトとなってしまいましたが、華麗なステップなどで魅せ、総合183.33点で最終5位となっていました。
3位通過となっていた島田選手は、昨シーズンからの継続プログラム「シティ・メモリーズ」を披露。
ジャンプでは苦戦しましたが、華麗なスピンや豊かな表現力で会場を沸かせ、総合214.98点で2位となり、素敵な笑顔を見せてくれていました。
そして、2位通過となっていた三宅星南選手は「タイタニック」の曲に乗り、冒頭の3回転ルッツを見事着氷させますが、その後が思うように続かず、総合211.69点で4位に…。
表彰式では、島田選手がこのカテゴリー9大会連続となる台乗りを果たしてくれていました。
続いて女子では、ショートプログラムの見事な演技で首位通過となっていた千葉選手が、ピンクと紫のグラデーションの衣装で登場。
「Butterfly Lovers Concerto」の曲に乗り、冒頭、蝶が舞うかのようなコンビネーションジャンプを決め、会場から大歓声と拍手をもらいます。
しかし、中盤の3回転サルコウでの転倒などのミスがあり、思うように点数が伸ばすことができなかった千葉選手。
それでも、フリーでも1位となる得点をマークし、総合190.99点で優勝を決め、表彰式では日の丸を背負い、素敵な笑顔を見せてくれていました。
その後に行なわれたエキシビションでは、日本勢8選手中6選手が出演。
ジュニア男子銀メダルの田内誠悟選手が「ムーランルージュ」を演じたり、ジュニア女子を制した中井選手が「O Holy Night」を演じたりすると、その華麗な舞に盛り上がった会場。
終盤には、島田選手が魅惑の「ムーランルージュ」で会場をさらに盛り上げ、千葉選手の「エデンの東」でしっとりと締め、今年も多くの日本勢が大活躍を見せ、大きな感動を与えてくれたこの大会の閉幕に、花を添えてくれていました。
この素晴らしい結果や、素敵な演技で魅了してくれた選手の皆さんに向けて、ファンの方々からは
「素敵な笑顔が見られて、素敵な大会だった!感動をありがとう!」
といった称賛や喜びの声が寄せられていました。