さいたまスーパーアリーナで競技が行なわれている世界選手権2023。
3月24日夕方からは女子のフリーが行なわれ、前回大会女王の坂本花織選手がミスがありながらも、しっかり挽回する圧巻の演技で見事優勝を果たすと、ファンの方々からは祝福の声が寄せられています。
22日のショートプログラムでは、ディフェンディングチャンピオンである坂本選手が圧巻の演技で首位通過、今シーズングランプリファイナル女王の三原舞依選手は3位通過、そして今シーズンのシンデレラガールの渡辺倫果選手は、苦しい15位通過となっていました。
10番滑走に登場した渡辺選手は、これまでの衣装から一転。和服をイメージした紫の衣装で登場すると、厳かな曲に乗り、冒頭に最大の武器であるトリプルアクセルに挑戦。
しかし、着氷が乱れ転倒に…。しかし、そこで調子を崩すことなく続くジャンプを見事成功。
中盤にかけても、ジャンプ後のお手つきがありましたが、その世界観を豊かな表現力で魅せた渡辺選手。
キスクラで総合192.81点が告げられると
「来年、また戻ってきましょう!」
とカメラに向かい宣言し、最終10位で自身初となる世界選手権を終えていました。
❄️世界フィギュア❄️
— 【公式】フジテレビスケート (@online_on_ice) 2023年3月24日
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続いて大歓声の中、3位通過の三原選手が赤い衣装で登場。
今シーズン世界を魅了してきた「恋は魔術師」の雄大なリズムに乗り滑らかに滑り出すと、冒頭のコンビネーションジャンプを見事成功させ、次々と華麗なジャンプを披露。
中盤には小さなミスもありましたが、ほぼノーミスと言って良いほどの演技に、会場からは暖かな拍手と声援が送られた三原選手。
総合205.70点が告げられると、悔しそうな表情を見せた三原選手は、最終5位で6シーズンぶりの今大会を終えていました。
❄️世界フィギュア❄️
— 【公式】フジテレビスケート (@online_on_ice) 2023年3月24日
女子フリー
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そして最終滑走に登場した首位通過の坂本選手は、「Elastic Heart」の曲に乗り、冒頭に高さと幅のあるダブルアクセルを決め、力強くもしなやかなスケーティング、そして美しいジャンプなどで魅せ、その一つ一つに会場からは温かな拍手と歓声が。
中盤はしっとりと豊かな表現で魅せましたが、ジャンプで抜けてしまい、咄嗟に3回転トウループをつけリカバリーし、最後まで集中力を切らずに演じた坂本選手。
フィニッシュ後には悔しさのあまり、その場で涙を流し、感情を露わにしていました。
それでもこの演技には145.37点が与えられ、総合224.61点で見事2連覇を達成した坂本選手。
直後のインタビューでは、ファンの方々への声援に対する感謝の声や、来シーズンに向け、より高みを目指して努力していくことを誓ってくれていました。
#坂本花織 選手
— 公益財団法人日本スケート連盟 Japan Skating Federation (@skatingjapan) 2023年3月24日
「嬉しさと悔しさの両方です。メダルを見ると優勝したんだなと実感できますが、悔しい気持ちもいっぱいです。SPで差があったことが大きかったなと思います。」#WorldFigure #世界フィギュア #FigureSkating #フィギュアスケート pic.twitter.com/XSZo325Tfe
その後の表彰式では、涙はなく素敵な笑顔を見せてくれていた坂本選手。
ファンの方々からは、
「あそこでリカバリーできる強さは本物だ!2連覇おめでとう!」
などといった祝福の声が数多く寄せられていました。