かなだいの好演からスタートした、世界フィギュアスケート国別対抗戦2023。
しかし、続く男女シングルでは、世界最強のかおまいコンビや、急遽出場の佐藤駿選手、そして友野一希選手までもがジャンプでミスをする中、ファンの方々からは熱い声援が送られています。
チームジャパンが、おもしろ被り物で会場を沸かせたオープニングセレモニーの直後、先陣を切って、アイスダンスのリズムダンスで好演を披露したかなだいカップル。
自己ベストにわずかに届かなかったものの、最高の演技と高得点でチームに勢いをつけてくれていました。
改めてお客様から得られるパワーの凄さを感じました。テクニカルな部分での成長も感じることができました。日本チーム最年長としてチームにいい流れを持ってこれたのではないかなと思います!#村元哉中 #高橋大輔 #国別対抗戦 #WTTFigure #FigureSkating pic.twitter.com/gwNJr14h5U
— 公益財団法人日本スケート連盟 Japan Skating Federation (@skatingjapan) 2023年4月13日
続く女子のショートプログラムでは、11番滑走に登場した三原舞依選手が「戦場のメリークリスマス」を熱演。
作曲者の坂本龍一さんの冥福を祈るような演技となっていましたが、終盤のコンビネーションジャンプでミスが…。この演技で66.85点となり、まさかの5位に…。
ジャンプで失敗はありましたが、チームシートからの「ガンバー!」という声援、お客様の拍手に後押しされ、最後までこのプログラムに向き合う気持ちで滑ることができました。#三原舞依 #国別対抗戦 #WTTFigure #FigureSkating pic.twitter.com/aWoq9lGV7b
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そして直後の最終滑走に、坂本花織選手が「ジャネット・ジャクソンメドレー」で会場を魅了。
三原選手同様、少し疲れがあったのか、序盤は快調にジャンプを決めるも、終盤のジャンプで転倒があり、72.69点で2位。この時点で19ポイントが日本に加算され、暫定2位に…。
今シーズンこのSPを滑るのは最後だったので正直悔しい思いが残ります。お客様やチームシートからの応援が大きな力になりました。最後の大の字の時は「やってしまったー」と思ってました#坂本花織 #国別対抗戦 #WTTFigure #FigureSkating pic.twitter.com/rWCDc3empb
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今シーズン世界を魅了してきた、最強女子のかおまいの2人の演技を観たファンの方々からは、
「かおまいは、世界選手権からのツアーの疲れがあるんじゃないかな?」
「疲れがあると思うけど、最後は笑って終われますように…」
などの声が寄せられていました。
この悪い流れを断ち切りたいチームジャパンですが、続く男子のショートプログラムの5番滑走に登場した佐藤選手も、冒頭の4回転ルッツで惜しくも転倒…。
その後は立て直し挽回を図るも、76.45点で11位となり、フリーで残る力を出し切ることを誓ってくれていました。
初めての国別対抗戦ですごい緊張がありました。
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4回転ルッツをやりたいなという思いがあったので挑戦しました。#佐藤駿 #国別対抗戦 #WTTFigure #FigureSkating pic.twitter.com/OW7aFWn1BH
そして、7番滑走の友野選手も、冒頭のコンビネーションジャンプを華麗に着氷させるも、続く4回転サルコウで転倒が…。
観る人を笑顔にする圧倒的表現力で会場の方々を沸かせましたが、悔しそうな表情でフィニッシュ。この演技で89.36点となり、7位となっていました。
あのサルコウは耐えれたなと思うだけに悔しいです。初めての国別対抗戦ですが、緊張感がある中でもすごく楽しく演技できたと思います。#友野一希 #国別対抗戦 #WTTFigure #FigureSkating pic.twitter.com/R4LprlrLY3
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この演技をご覧になっていたファンの方々からは、
「駿くんは、練習期間も短く調整も大変だったろうに、よく頑張った!」
「友野くんは転んでも89点にいくのか…すごいな…」
などの声とともに、フリーへの期待の声を寄せてくれていました。
この日終了時点で、1位は総合力で得点を伸ばしたアメリカが50ポイント、次いで韓国が39ポイントで2位。
そして日本は36ポイントと点数を伸ばすことができず3位となり、翌日のペア・ショートプログラムを経て、前半を終えることとなります。
疲れや急遽参戦という苦しい中ではありますが、坂本主将を中心とした賑やかな応援の中、良い雰囲気で競技を迎えられていると思いますので、14日のりくりゅうペアから、また勢いづけていって欲しいですね。