飛躍のシーズンを終え、来シーズンに向けカナダでトレーニングに励んでいると見られる、フィギュアスケート・ペアの『りくりゅう』。
そんな二人を待ち侘び、あの手この手でロスを乗り切ろうとする方々へ、二人のこれまでを振り返り、気になった話題をご紹介する第3弾です。
これまでの2回は、三浦璃来選手と木原龍一選手の二人のSNSから、話題を見つけてきていましたが、今回は、それぞれ現在のペアを組む前まで遡り、お互いをどう思っていたのかを、過去の記事や動画から振り返ってみたいと思います。
まず、木原選手は三浦選手と組む前までの4シーズン、須﨑海羽選手とペアを組んでおり、結成3シーズン目に全日本選手権で初優勝を果たすと、そのシーズン、平昌オリンピックや世界選手権にペアの日本代表として出場。
団体戦終了。
— Ryuichi Kihara(木原龍一) (@ryuichi_kihara) 2018年2月12日
みんなお疲れ様でした。
個人戦も頑張ります‼︎#がんばれニッポン #フィギュアスケート pic.twitter.com/m7vuxFYKtp
しかし、どちらの大会もショートプログラムで良い結果が出せず、フリーへ進出することなく敗退。
翌シーズンは、全日本選手権で連覇を果たすものの、代表に選出された四大陸選手権と世界選手権は、木原選手のけがため欠場。
その後、2019年に須﨑選手とのペアを解消しています。
対して三浦選手は、2015年に同じ練習拠点で活動していた市橋翔哉選手と「りくしょう」ペアを結成。
やっと終わりましたぁー!!
— Riku Miura 三浦璃来 (@miurariku1217) 2017年1月14日
日本からの応援、たくさんのメッセージ、、本当にありがとうございました
ミニマムが取れて本当に嬉しかったです💕
初エキシビ緊張しました‥
真っ暗だとこんなにジャンプが怖いとは知らなかった😑
数時間後には帰国です✈️
世界ジュニアに向けて頑張ります💪 pic.twitter.com/ZvE6flGC60
そのトシの12月の全日本選手権ジュニアクラスで優勝を果たすと、初の国際大会となった2016年のババリアンオープンでは、7位と健闘。
翌シーズンも、全日本選手権ジュニアクラスで2連覇を果たすと、1月に開催されたメンタートルン杯で優勝。
順調そうに見えていた二人ですが、2019年7月に、突然のペア解消を報告。
それぞれが公表した内容によると、けがや方向性の違いなのではないとのことでした。
そんな木原選手と三浦選手は、日本の数少ないペア選手として何度も大会などで顔を合わせており、ジュニアラストイヤーとして参加した2018年の全日本選手権の際、三浦選手らは
「シニアの選手たちの滑りは全然違うので、オフシーズンに徹底的に強化していきたい。
そして、一番の違いは、『意識の違い』だと思う。
ひとつひとつの技の繋ぎであったり、生活の面であったり、全ての面で責任をもって行動しているので、そういう選手たちに近づけるよう頑張りたいです!」
と木原選手ら、トップ選手のレベルの高さや、意識の違いを語っていました。
少し前にお家に到着しました😊✨✨
— Riku Miura 三浦璃来 (@miurariku1217) 2017年12月26日
ご声援、🎁ほんっっっとにありがとうございました😌😌
四大陸まであまり時間がありませんが、精一杯頑張りたいと思います
(´∀`=) pic.twitter.com/M7u9VPVUVd
そう語っていた「りくしょう」の二人はこの大会、フリー前の公式練習で三浦選手がけがをしてしまいフリーに出場できない状態に。
木原選手はそんな二人について、
「二人と試合ができることを楽しみにしていた。
りくちゃんがけがをしてしまって、本当に残念。
彼らのぶんまで、『しっかり滑ってやるぞ』という気持ちで臨んでいた。
しかし、自分たちがミスをしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱい…」
と、フリーに出場できなかった後輩ペアを労い、思いやるコメントをしていました。
互いのペアが解散した際も、「二人の意思や決断を尊重したい」、と語っていた三浦選手、木原選手。
その後、二人がトライアウトで再び出会い、初めて一緒に滑った時は、これまでの相手と違った、衝撃的な相性の良さを感じたと言います。
そんな二人が、結成4ヶ月で出場したNHK杯前に語っていたのは、なんとお互いの印象について。
NHK杯終了しました。
— Ryuichi Kihara(木原龍一) (@ryuichi_kihara) 2019年11月25日
応援して下さった全ての方々に感謝します。
この結果に満足せず、これからも頑張ります。
I’m grateful for all the people who have supported me.
I will keep getting better.#木下グループ#skateoakville #skateoakvillepairs #edeaskates #edeafamily #kozukablades pic.twitter.com/Pl8MLOX1g5
三浦選手は木原選手のことを、
「正直に言うと、話しかけづらい、怖いイメージでした…」
と語ると、木原選手は、
「良く怖がられるんですよ!」
と自分の印象を暴露。
三浦選手は当時、ずっと敬語で話をしていたそうで、話しかけるのにも勇気が必要だったそうです。
これについて木原選手は、
「しょうがないじゃん、年齢差があるんだから。
みんな怖がるんですよね。
集中しているとしゃべらなくなるのと、顔が怖くなるので…」
と寂しそうに語っていました。
二人はこれまで、シニアとジュニアでクラスが異なっていたため、これまでは挨拶をする程度だったそうですが、結成後は、木原選手が三浦選手をよくからかうようになったとのこと。
木原選手は自身のことを、
「優しいからね、俺は。
めっちゃ厳しいのと、こうやって、からかってバカみたいなことを言ってくるのと、どっちがいい?」
と三浦選手に問いかけると、三浦選手は、
「めっちゃ厳しくとかできないでしょ。
もうずっとそんな感じじゃん!」
と9歳差ながら、4ヶ月でタメ口となっていました。
練習中も真面目な時は真面目ですが、よく笑わせてくるという木原選手。
そんな木原選手に、大きく心を開き、「絶対落とさないから」という木原選手の一言で、三浦選手は安心して練習に取り組めているとのことでした。
そう、初々しく話す二人を思い返すと、現在とあまり関係性が変わっていないことに気付きます。出会った当初から互いを信頼し、パートナーとして尊敬する部分があるからこそ、思い切った技や、息の合った演技ができるのかも知れませんね。
今回は、過去の記事や動画などを参考にしながら、特集を組んでみましたが、今後、りくりゅうの二人の、「こういう部分を取り上げてほしい」など、リクエストがありましたら、遠慮なくコメント欄に書き込んでいただけるとありがたいです。