今シーズンも抜群の相性の良さで、次々と日本ペア史上初記録を塗り替え続けてきたりくりゅうの2人。
しかし、9歳差という年齢差もあり、好みや好物が異なることもしばしばあるそうです。そこで今回は、そんな2人の『好みや好物』を調査してみました。
ペア結成後、わずか3ヶ月で出場した初の国際大会となった11月のNHK杯で、いきなり総合5位となるなど、氷の上では奇跡的な相性を見せた2人ですが一転、私生活ではジェネレーションギャップが絶えないことをメディアで語っていたりくりゅう。
木原龍一選手が青春時代によく聞いていた曲は、GReeeeNの「キセキ」だそうですが、三浦璃来選手は、試合前に聞く曲について「YOASOBIの『群青』を聞いていて、歌詞がすごく良くて、試合前に気持ちを高めてくれる」と話すなど、年代の差が露わに…。
しかし、好きなスポーツを尋ねられると、三浦選手はバスケットボール、木原選手は野球やサッカーと、意外にも『球技』が共通で好きであることを語っており、普段はお互いアスリートとして栄養を考えた食事をしていますが、寿司やジャンクフードも共通で大好きだとのこと。
木原選手は、カナダでの一人暮らしにおいて自炊は好きではないそうですが、
「三浦さんは、僕の作るカレーが好きだそうです♪」
と自信満々に語っていましたが、三浦選手を見ると
「どっちかというと、圧力鍋の仕事…」
と、呆れた顔で答えられたこともあったそうです。
また、好きな映画については、三浦選手が「スタジオジブリ作品全般」と答えると、木原選手は、大ヒットSFアドベンチャーの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と答えるなど、どちらも『夢見る子ども心を忘れない』という点では、共通しているように感じました。
あるインタビューで、「憧れの選手は?」と聞かれた際には、三浦選手は目をキラキラさせて、中国ペアのウェンジンスイ選手・ツォンハン選手組を挙げており、初出場したNHK杯でスイ選手と出会った際は三浦選手が直接手紙を渡し、2人で撮った写真はSNSのアイコンとなっています。
対して木原選手は、幼い三浦選手を指導し、四大陸選手権優勝経験のある本田武史さんや、世界選手権覇者で、現在のコーチの1人であるブライアン・ジュベール氏の名前を挙げており、憧れの目指すスケーティングの方向性としては、2人の理想が似ているように感じました。
そんなこともあってか、力強くスピード感あるスケーティングは結成当初から2人の強力な武器となっていますし、中国のスイハンペアの情熱的で魅力溢れる表現は、これから2人が目指していくものとなるのかもしれません。