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★再投稿★【ロス民の方へ⑥】『出会い、苦手意識、憧れ…』りくりゅうにとって欠かせない『ある技』とは?

 

今シーズンも抜群の相性の良さで、次々と日本ペア史上記録を塗り替え続けてきたりくりゅうの2人。

 

そんな2人の演技の序盤に登場してきた『ツイストリフト』には、2人にとって『出会い』、『苦手意識』、『憧れ』など、様々な思い出があったそうです。

 

 

『りくりゅう』こと、三浦璃来選手・木原龍一選手組の今シーズンのショートプログラム・フリーともに、演技の冒頭に披露されていたツイストリフト。

 

男性が女性を頭上に回転させながら投げる大技で、木原選手はこの技に「絶対の自信をもっている!」と話しています。

 

 

2人のペア結成に繋がったのも、実はこのツイストリフト。

 

木原選手が、新たなパートナーを探すべく行なっていた2019年7月末のトライアウトにおいて、当時17歳だった三浦選手を相手にこの技を行なったところ、木原選手は「体に雷が落ちたような感覚」を味わったそうです。

 

 

そのあまりにも長い滞空時間に、

 

「人ってこんなに浮くんだ。

もしかしたらこれは最後のチャンスかもしれない!」

 

と衝撃を受けたとともに、確信した木原選手は、直後すぐにビザを取得し、2週間後には三浦選手とともに、新たな練習拠点となるカナダに渡っていました。 

 

 

しかしそんなツイストリフトに、苦手意識をもっていたと話していた木原選手。

 

実は、元パートナーの須﨑海羽選手と平昌オリンピックに出場していた際、個人戦のョートプログラム前日練習で、空中に投げた須﨑選手を受け止めようとして、右手親指を負傷していたのです。

 

痛み止めを飲み、テーピングで患部を固めながら出場した個人戦ショートプログラムでは、自己最高の57.74点を叩き出すも全体の21位となり、上位16組で争われるフリーへの進出はならず、悔しい思いをしていました。

 

そんなツイストリフトがりくりゅうの強力な武器となったのには、木原選手のある行動が隠されていたのです。

 

実は、オリンピックに4大会連続出場し、トリノ大会では銀メダルと獲得していた中国のハオ・ジャン選手に、直接「ツイストを教えてください!」と懇願していた木原選手。

 

それが、2017年の四大陸選手権のことで、ジャン選手はそれを快諾し、約1週間後の冬季アジア大会後のウォーミングアップリンクで、パートナーのシャオユー・ユー選手とともに、お手本を見せてもらったり、ユー選手を相手に投げさせてもらっていたとのこと。

 

それまでツイストリフトの際は、腹筋を使う感覚がなかったという木原選手ですが、ジャン選手は「お腹からこうやって投げるんだよ!」と熱心に教えてくれたそうです。

 

ツイストには、スキッド(横に滑るタイプ)と、ぴょんと跳ねるタイプの2種類があり、木原選手は、元々スキッドタイプだったそうですが、ジャン選手のツイストリフトの指導により、オリンピックシーズンでありながらトレーニングを重ね、体の使い方やタイミングなどを試行錯誤し、跳ねるタイプにスイッチさせていたとのことでした。

 

今シーズン、2人の演技には国内だけでなく、海外の識者からも称賛の声が相次いでおり、特に、高く美しいツイストリフトは絶賛されていました。

 

その大技の裏には、様々な物語があり、それを知ったファンからは多くのコメントが寄せられていました。

 

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