短いオフを日本で過ごし、カナダで来シーズンに向けトレーニング中のりくりゅう。
2人が醸し出す多幸感を浴びまくり、深く温かい沼にどっぷり浸かってしまったファンの方々は絶賛ロス民となっているようで、そんな方々に2人の絆が感じられるハグ特集を組んでみました。
「りくりゅうの6練前の長めのハグがとにかくかわいい❤︎」
「日本人には不慣れなハグを、こんなに爽やかに自然にできる人たち他にいる?」
と言われるほど、今や2人のハグは彼らの代名詞ともなっており、その姿にキュンキュンしてしまうファンの方々。
実はそんな2人のハグには2種類あるようで、競技会での演技前に、互いの信頼関係を再確認するという意味で行なう『ルーティンとしてのハグ』と、演技後に嬉しさや達成感、互いを称え合うことなどから飛び出す、いわば無意識の『歓喜のハグ』とがあるようです。
最初にお届けするのは北京冬季オリンピックでの一枚で、2人のハグが世に一斉に広がったこの場面。
演技前のシーンとなっており、選手たちや関係者がいたとしても、互いの目をしっかり見つめ、手を取り合い、心を一つにするということがしっかりこちらにも伝わってきます。
この競技前のハグについては、ペア結成当初から行なっているとのことで、コーチであるブルーノ・マルコット氏から「2人常に一緒に…」ということを言われ続けているようで、緊張するとバラバラになってしまうことを防ぐための、再確認の場となっているとのこと。
その時々に応じて、言葉をかけたりかけなかったりするそうですが、どこであろうと人がいようといなかろうと、互いに手を握り30cmの身長差で見つめ合いハグすることで、良い結果を残し続けてこられたことから、スタートの合図になったり安心材料となっているようです。
今シーズンはケガからのスタートとなっていましたが、これまでの信頼関係や集中して濃密なトレーニングを積めたこと、さらに成功のルーティンであるハグで、今シーズンは年間グランドスラムを達成の大活躍に。
もちろん、全ての大会で歓喜のハグが飛び出していました。
北京冬季オリンピックの個人戦フリーや、今シーズンのグランプリシリーズでのハグなど、どれが一番良いとは甲乙つけ難いものですが、個人的には高地で開催された今シーズンの四大陸選手権のフリーで、倒れながらも闘い抜いた、あの歓喜のハグが忘れられません。
この2人の歓喜のハグは、日本では2人の代名詞のようにもなっているようで、4月に行なわれた国別対抗戦のフリーの演技後、ミスがありながらもここまで闘い抜いた健闘を称えるハグに会場中が感動。
チームジャパンの応援席でも、2人のハグの真似が話題となっていました。
個人的には、三浦選手は木原選手を信頼し安心して宙を舞い、木原選手も三浦選手に絶対の信頼があるからこそ、全力で投げ飛ばせるという関係性を象徴するかのような冒頭のハグが好みではありますが、皆さんはいかがでしょうか?