リンク上だけでなく、トークなど様々な場面で魅了してくれる、世界王者・りくりゅうペアの三浦璃来選手と木原龍一選手。
今回は、そんな2人のインタビューなどから、想像(妄想)するとクスッとしてしまう、魅力的な小話をいくつかご用意してみました。
★2人の出会い★
木原選手が、肩のケガによりペアを諦めシングルに戻り、その後引退を覚悟していた2019年7月。
アルバイトをしていた名古屋の邦和スポーツランドに三浦選手が訪れ、思わぬ形で行なわれた、2人のペアとしての相性を確かめるトライアウト。
全日本選手権などですれ違うことはあれど、しっかり対面するのは初めてとなっていた2人は、
「初めて会った時は覚えてないですね…」と語る木原選手に対し、三浦選手は「すっごく怖い印象があった!」と木原選手の真面目な表情に恐怖を感じた三浦選手は…
「あ、でも今は本当にいい意味で小学生みたい♪」
★トレーニング姿に…★
体力の消耗が激しいフィギュアスケートにありながら、パートナーの女性を持ち上げたり投げ跳ばしたり、さらには安全にキャッチしたりと、女性の何倍ものスタミナが必要なペア競技の男性。
木原選手は筋力アップに加え、持久力を高めるトレーニングを実施。
三浦選手と初めて会ったトライアウトの際にも、高地トレーニング用のマスクをつけ、心肺機能を高めていたのですが、それを見た三浦選手は
「ガスマスクみたいなマスクをつけながら走ってたんですよ。
スコー、スコー!っていいながら…。
しかも、めっちゃ真面目な顔して走っているんですよ!
それ見て、本当に怖すぎて…」
★恐怖心のメーターが…★
トライアウトで三浦選手との抜群の相性を感じた木原選手は、ビザなどの準備もないまま現在の練習拠点であるカナダのスケートオークビルへ…。
「龍一くんは安心感がすごいんですよ。『リフトは絶対に落とさない!』って言ってくれるので…」
と語った三浦選手に対し、
「ペアの女性はやはりケガが多いので、多少のケガをしてもリフトなどを怖がらないことがポイントですかね!」
と語った木原選手。
ペア結成数ヶ月で、順調にトレーニングに励めていることを明かしてくれると、続けて木原選手は、
「恐怖心に打ち勝てる心があれば…。
璃来ちゃんは、恐怖心のメーターが少し振り切れる子かなと…」
★俺の心は広い…★
世界王者となった今でも、トレーニング中は意見の言い合いという名の小さなケンカをしているようですが、2人で思ったことを言い合い、しっかりすり合わせをしてその日のうちに仲直り、そしてペアとしての完成度を高めてきた2人。
ペア結成数ヶ月で、そんな関係性ができた2人は
「技術的なことは、ペアのことを学んでいけば乗り越えられる。
ただ男性としては、女性を許せる広い心?それが大事だと…」
と語る木原選手に対し、三浦選手は
「何それ!広いの?龍一くんの心が?」
と聞くと、
「えっ、太平洋ばりに広いでしょ!」
★プライベートは⁈★
結成4ヶ月で出場したNHK杯では、自分たちも驚く5位という結果となり、氷上での相性の良さについて熱く語ってくれた2人。
この大会後のインタビューの中で「陸でもたまに動作が合うっていってなかったっけ?」と木原選手に問う三浦選手に対し、木原選手は、
「リンク外で?合うか?俺いってなくね、そんなこと!
スケーティングの質やタイプは同じだと思うんですよ。
ただ、プライベートは全く別なんで!
リンク出たら『お疲れ様でしたー』って感じで、好きな食べ物とか違うし生活スタイルとか違うし…」
と語ると、2人は目を見つめ…
「知らんけど、生活スタイルは…」
★意外と僕は…★
「あまりプライベートなことは知らないんですけど…。
あ、でも、ヘラジカの人形が好きってことと、怖いものが苦手と、注射を打つときにすごくうるさいってことは分かってるんですけど…それくらいですかね♪
意外と僕は観察してるんですけど…」
出会いこそ衝撃的でしたが、今となっては兄妹や親子、時には恋人や長年連れ添った夫婦にも見えるほど、深い信頼関係を築いてきた2人。
インタビューなどで時折(いつも?)見せてくれる目を見つめ合ったトークは、ファンの方々の心を和ませてくれています。
まだまだ謎の多い2人の関係性を、これからも注意深く追いかけていきたくなりますし、2人のいつも通りのトークから、すでに何ものにも変え難い幸福オーラがダダ漏れとなっていますね。
第2話もお楽しみに♪