フィギュアスケート界のレジェンドである羽生結弦さん。そんな羽生さんにとっては、毎日が何かの記念日となっていることが多いのですが、2月6日は羽生さんが五輪初出場となった日でもあり、10年前のこの日を世界中のファンの方々がお祝いしてくれているようです。
今から10年前の羽生さんは、福岡で開催されたGPファイナルでSPの歴代最高得点を更新すると、FSでも自己ベストを大幅に更新し見事優勝。今大会初優勝を果たすと、続く全日本選手権でも2連覇を達成し、オリンピック代表として初選出されていました。
そして2014年2月6日。ロシア・ソチで開催された冬季五輪に、団体戦選手としても出場していた羽生さんは、開会式前からスタートしていた団体戦のSPに出場。個人戦でも演じたこのシーズンのSP「パリの散歩道」を華麗に舞うと、97.98点という高得点で首位に立ちます。
こうして華々しくデビューすると、これを見ていた世界中の方々が注目。特にロシア開催となっていたこともあってか、羽生さんも憧れと語っていた皇帝・エフゲニー・プルシェンコ選手との直接対決で、6点以上上回っていたことから、大きな注目を集めていました。
残念ながら日本は団体戦で5位という結果となっていましたが、羽生さんは「ソチへ入って体が全然動かなくて、『これが五輪なんだろうな…』という感覚はありましたが、それでも滑っているうちに普通の試合だと思えてきました」と語っており、その好調ぶりは個人戦にも…。
SPで公式戦の世界最高得点、そして史上初の100点超えとなる101.45点を五輪の大舞台で達成し、FSでは五輪の魔物が襲い掛かったのかミスもありましたが見事逃げ切り優勝。今でも五輪公式SNSは、たびたびその動画を投稿するほど伝説的な出来事となっています。
そんな羽生さんの五輪デビュー記念日を祝う
「羽生くんの五輪デビューは2月6日!
そっか、もう10年も経つんだね…❤︎」
「ソチ五輪の団体戦も羽生くんのSPパリ散の衝撃も、昨日のことのようによく覚えています♪」
などの声が、世界中のSNSに寄せられていました。
また、
「初めて羽生さんのパリ散をちゃんと観て、あまりに美しくて完璧で雷に打たれた感覚でした♪」
即沼落ちしたんだよね…❤︎」
など、たった1度の演技で恋に落ちてしまうほどの演技が絶賛されていました。
フィギュアスケートファンの方々なら、羽生さんをジュニアの頃から応援しており、その成長をご覧になってきたと思いますが、そうでない方々にとっては、やはりオリンピックという舞台で、初めて羽生さんという存在を知ったということなのでしょう。
この華々しい五輪デビューから今年で10年。今も色褪せることない演技や、五輪2連覇という伝説がここから始まったということもあり、これからも世界中のファンの方々からこの記念日は大切にされていくことでしょう。