バレーボールネーションズリーグ2024の予選ラウンドにおいて、3勝2敗で6位となっていた女子日本代表(火の鳥NIPPON)。5月30日には世界ランク17位のフランスと対戦し、圧倒しただけではなく、翌日の中国戦に向け『徳』を積む姿勢に称賛の声が寄せられています。
開幕3連勝からの2連敗となっていた日本は、なんとかフランス戦でいい流れを掴み、続くアジア最大のライバル・中国に勝利したいところとなっており、フランス戦を前にアウトサイドヒッターの和田由紀子選手から、セッターの松井珠己選手への出場交代を発表していました。
「バレーボールネーションズリーグ2024」予選ラウンド第2週中国大会の女子日本代表出場選手に変更がありましたのでお知らせします。
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2024年5月30日
【変更前】21/和田由紀子/アウトサイドヒッター
【変更後】13/松井珠己/セッター
松井選手はフランス戦から出場可能となり、和田選手はリザーブ選手となります。 https://t.co/OMMS39laJY
第1セットは日本の4連続得点からスタートすると、序盤からたまらずタイムアウトをとったフランス。それでも日本の流れは止められず、石川真佑選手のサービスエースや古賀紗理那選手のスパイク、そしてこの日絶好調のブロックなどで得点を重ね、25-14で先取します。
ファンの方々からも、「今日は余裕だね♪」との声が出るほど、この日は安心の試合展開となっており、第2セットも日本の2アタックからスタートすると、前後左右と的を絞らせない攻撃でジリジリと突き放し、最後は石川選手がスパイクを決め、25-18で連取した日本。
日本のファンの方々のことを考え、夕飯までには勝敗をつけたい(?)とストレート勝利を目指した日本。メンバー交代をほぼ行なわず第3セットに挑むと、勢いそのままに粘り強いレシーブと、そこからの多彩な攻撃をみせ、25-15で見事勝利を手にしていました。
#ネーションズリーグ 2024予選ラウンド第2週、#バレーボール女子日本代表 はフランスにセットカウント3-0で勝利し、本大会の通算成績を4勝2敗としました。
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2024年5月30日
次戦は日本時間31日(金)20:30からの中国戦です。
Photo: @volleyballworld#VNL2024 #OneTeamOneDream #一つの心でひとつの夢を掴む pic.twitter.com/MlrLpyPPJE
試合後は、4勝目ということもあってか石川選手を中心に写真を撮ると、石川選手はインタビューでも「今日の試合はストレートで勝つことができてよかった!ミスもあったがいい展開を作ることもできた!」と翌日の中国戦に向けいい流れができたことを語っていました。
この安定の日本の勝利に、日本のファンの方々からは
「第3セットも取りストレート勝ち!
おめでとうございます!次は中国だ♪」
「ランキング的に格下相手とはいえ、今日はバラエティに富んだ攻撃内容だったしよかった♪」
などの喜びの声が続々と寄せられており、
また、タッチを申請し2枚もグリーンカード(フェアプレーを称えるカード)をもらったり、クイックで相手に当ててしまったらすぐに謝ったりする姿も好感となっており
「自己申告でグリーンカード♪日本はフェアでイイね❤︎」
などの称賛の声も寄せられていました。
マカオラウンドの最大の修羅場となるであろう翌日の中国戦。世界ランク6位の中国を破り、日本が勝利し続けアジア1位となることが、パリ五輪の出場権獲得に大きく関わってくることもあり、この日本の徳を積んだフランス戦が生きてくるかもしれないのです。
そんな注目集める日本対中国は、日本時間31日20時半からとなっており、BS放送にて生放送されることもあり、多くのファンの方々から声援が送られることでしょう。