バレーボールネーションズリーグ2024において、見事ファイナルR進出を果たした男子日本代表（龍神NIPPON）は、6月22日にフランスと対戦。フランスに2セットを先取されるも、そこから怒涛の逆転劇を披露し、現地ファンを沸かせた日本が3-2で勝利しました。
前日のオランダ戦では髙橋藍選手が登録選手から外れるも、誰が出ても強い今の日本を象徴するかのような全員バレーで得点を重ねると、フィリピンファンの方々から「NIPPON‼︎」コールが巻き起こるなど後押しがあり、3-0のストレート勝利でファイナルR進出を決めていました。
予選ラウンド残り2戦を残し世界ランク4位、そして大会6位となっていた日本のこの日の相手は世界ランク7位、そして大会5位のフランス。強豪チームであることに加え、パリ五輪を控え成熟し、負けられない使命を負った相手に、日本がどう挑むのか注目を集めていました。
そんなこの試合の第1セットは、相手にリードを許す展開となると、髙橋健太郎選手の真下に叩き込むようなスパイクなどで応戦するも17-25で落とすと、第2セットも前後左右から繰り出す日本の攻撃を、ことごとくブロックしたフランスに19-25と連取されてしまいます。
それでも第3セットは、石川祐希選手のブロックアウトなどでの5連続得点でリズムを作ると、終始リードを保ちつつ、石川選手のバックアタックや宮浦健人選手のパワフルなスパイクなどで得点を重ね、最後も石川選手がスパイクで決めると25-16でこのセットを奪取。
第4セットも、宮浦選手がサービスエースを決めるなど日本は本来の調子を取り戻すと、フランスと終盤まで一進一退の攻防を繰り広げます。終盤は頼れるキャプテンの石川選手のブロックで勢いづいた日本が怒涛の猛攻をみせ25-23とし、勝負は最終第5セットに…。
コイントスで珍しく勝利した石川選手はニヤリと笑みを浮かべると、宮浦選手の強烈なスパイクや石川選手の華麗なバックアタック、そして髙橋健太郎選手のダイレクトなど、完全に流れを引き寄せた日本は、会場からの大歓声に応えるかのように15-10で逆転勝利しました。
#ネーションズリーグ 2024予選ラウンド第11戦、#バレーボール男子日本代表 はフランスにセットカウント3－2のフルセットで勝利し、通算成績を8勝3敗としました。
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2024年6月22日
次戦は日本時間6月23（日）20：00からのアメリカ戦です。
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試合後、会場からは会場の屋根が吹き飛ぶのではないかというほどの歓喜の声が寄せられ、海外向けの実況では「本当に信じられない…ジャパンのアメイジングゲームだ‼︎」など言葉にならない声が噴出しており、日本の大逆転劇に驚きを隠せないようでした。
この劇的な勝利に、日本のファンの方々からは
「フランス相手に逆転勝利えぐかった♪
誰もが2セット終了時点で負けを覚悟したでしょ！」
「フランスに勝っちゃったよ‼︎
やっぱ今の日本男子強いな♪
アメリカ戦も楽しみだ！」
などの喜びの声が続々と寄せられていました。
この激しい接戦をものにした日本は、日本時間23日20時からの世界ランク5位のアメリカとの予選ラウンド最終戦が控えており、ここでもパリ五輪やファイナルラウンドに向け勢いをつけてくれることでしょう。
