連覇を狙うディフェンディングチャンピオンとして臨むU20アジア選手権の2次ラウンドで、高さのある韓国と対戦した日本代表。無敗同士の対決となったこの試合も、秋本美空選手中心に得点を量産し3-1で勝利した日本を、AVCも「期待通りの活躍だ!」と絶賛しています。
今大会ディフェンディングチャンピオンとして挑んでいる日本は、予選ラウンドを圧倒的強さでストレート勝利&首位通過すると、2次ラウンド初戦のチャイニーズタイペイ戦でも、鋭いサーブや多彩な攻撃、そして卓越した守備をみせ、見事3-0で勝利していました。
Japan too hot to handle for Chinese Taipei at 22nd Asian Women's U20 Championship
— Asian Volleyball Confederation (@AsianVolleyball) 2024年7月5日
Read more: https://t.co/yXhh9Q7D7q#AVC #AVCVolley #AsianVolleyball #AsianWomensU20Championship #CVA #JVA #mikasasports_official #StayActive #StayStrong #StayHealthy pic.twitter.com/WuOVaUe4Bf
続く2次ラウンドの韓国は高さのある相手ということで、日本は警戒しながら臨んだ第1セット。序盤は韓国のブロックの上から決めるスパイクや、高いブロックに苦しめられた日本ですが、中盤以降サーブで崩すと大きく左右に振るワイドな攻撃で、25-18と先取します。
第2セットは終盤まで一進一退の攻防を続けるも、23-25と振り出しに戻されてしまった日本。この大会初めてセットを奪われたことで火がついた日本は、第3セットの序盤からボールを拾いまくり、長いラリーを制しながら相手の体力を奪うと、25-17と強さを見せつけます。
そして第4セットは、疲れをみせた韓国のミスからスタートすると、高さを活かしきれなくなった韓国のスパイクを日本がブロックでシャットアウト連発。日本は溢れる体力と満載の笑顔で自身らのバレーを展開すると、最後も相手のスパイクが外れ25-20と勝利した日本。
この勝利に対し、AVCは公式サイトで「日本は秋本の33得点で韓国を3-1で下しプールF首位通過だ!」とのタイトルで速報。日本と韓国はこれまで互いに無敗でここまで勝ち上がってきていたこと、日本のアウトサイドヒッター・秋本選手が33得点で牽引したこと、2年前の前回大会でベストアウトサイドヒッターとMVPを獲得した上村杏菜選手も、チームに勢いをつけたことなどを記述した上で、「日本は完全にゲームを支配した!」、「日本の信じられないほどのスピードとパワー、そして優れたコンビネーション攻撃に韓国はうまく対処できなかったようだ…」などと日本を大絶賛。
そして最後に、山口祐之監督からの「非常に厳しい試合だったが1-1の引き分けの後、我々は次のセットで勝つことに考え方を切り替えることができた。日本の成功の鍵は、リベロの井上凜香の働きだ!彼女はディグだけでなく、レシーブとボールパスでもかなり良いプレーをした!」とパリでの活躍も期待されるA代表同様、リベロの活躍が日本のバレーには欠かせないとの言葉でまとめ、次戦からスタートするファイナルラウンドでの活躍を期待しているようでした。
開幕4連勝で2次ラウンドもトップ通過した日本は、1日休息を挟んだ8日にファイナルラウンドの準決勝において、中国とタイの敗者と闘うこととなっていますが、おそらく準決勝はタイとの戦いとなるでしょう。