ガーナとの親善試合終了間際、負傷退場していた北川ひかる選手も元気な姿を見せ、決戦の地・フランスへと旅立ったサッカー女子日本代表・なでしこジャパン。そんななでしこたちをAFCが特集を組んで、東京五輪からの成長とパリでの期待に言及してくれています。
13日に金沢で行なわれたガーナとの国際親善試合では、前半の課題を後半に修正するという適応力の高さを見せ快勝していた日本。その際、北川選手が担架で運ばれるという心配な場面もありましたが、この試合の翌日のフランスへの渡航にはチームの皆さんと一緒に登場。
メディカルチェックを受け大事には至っていないとのことで、サポーターの方々からも安堵の声が寄せられると、この日の出発イベントに参加したバレーボール男子代表選手たちとの身長差になでしこの皆さんは驚きながらも、素敵な笑顔を見せてくれていました。
なでしこの選手たちはこの後、フランス入りしたその日の15日からトレーニングを開始し、19日には非公開のコロンビア戦も組まれているようで、その後パリに移動。そして日本時間27日未明の開会式を待たずスタートするグループステージに挑む予定となっています。
そんななでしこジャパンのパリでの活躍を期待し、AFCからパリ五輪開幕直前に合わせた特集記事が7月14日に公式サイトに投稿。この記事は、「日本代表はホームでの前回大会では敗北を喫したが、パリ五輪ではより良い結果を残すと確信している」との見出しからスタート。
まず、「なでしこジャパンはホームのアドバンテージにもかかわらず、2020年大会ではメダルを獲得できなかったが、昨年の女子W杯では好成績を収めている」ことを紹介し、準々決勝進出にとどまった東京五輪や、2012年大会の2位が最高成績であることを確認。
その後、東京五輪の準々決勝でスウェーデンに敗北したという苦い経験から、池田太監督は若手とベテランをうまく融合させたエキサイティングなサッカーを展開し、昨年のW杯では優勝候補筆頭として快進撃を続け、グループステージではスペインも破ったことを絶賛。
その際もベスト8でスウェーデンに敗れたものの、今大会には天敵スウェーデンが不在であること、W杯同様グループステージに優勝候補の一角・スペインがおり、初戦で対戦することに興奮し「スペインとの五輪デビュー戦は信じられないことになるだろう」と期待を吐露。
また、「初の金メダル獲得を模索しているブラジルと、五輪3大会を欠場しながらも復帰しているナイジェリアには警戒する必要がある…」としながらも、経験豊富なキャプテン・熊谷紗希選手や、W杯で世界から注目を浴びた宮澤ひなた選手らに注目しているようでした。
今大会も優勝候補の一角とみられている日本。体調が万全でない選手もいますが、サッカーファンやサポーターではない方々にとって、W杯よりも注目度が高い大会でその強さを見せつけてくれることでしょう。