コロンビアを会場に、8月末から開幕するU-20女子W杯。FIFAからも大会を盛り上げるべく続々関連記事が投稿される中、2大会ぶりのタイトル奪還を目指すU-20女子日本代表のヤングなでしこの選手たちは、狩野倫久監督らとともに決戦の地・コロンビアへ渡航します。
今年3月のアジアカップにおいて、決勝で北朝鮮に1-2で敗れながらも今大会に8度目の出場を果たした日本。過去10大会のうち2018年大会ではチャンピオンに輝き、前回大会は2位、フェアプレー賞においては5度も受賞している日本はもちろんタイトル奪還を目指します。
そんな今大会は、新ルールとしてFIFA主要大会として史上初めてリクエスト方式のビデオ判定・VS(フットボールビデオサポート)が導入。監督は1試合に2回のリクエスト権を持ち、判定が変わった場合は成功とみなされ回数は減らないという注目ポイントもあります。
8月14日には、JFAから今大会へ出場する選手たちが発表。その中には出場規定は満たすものの、A代表で活躍している藤野あおば選手や浜野まいか選手、谷川萌々子選手、古賀塔子選手は選ばれていませんが、現段階最高のヤングなでしこたち21選手が選出されています。
🔹U-20日本女子代表🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2024年8月14日
⚽メンバー発表⚽
𝗚𝗞#大熊茜 INAC神戸レオネッサ🇯🇵#ウルフジェシカ結吏 日テレ・東京ヴェルディベレーザ🇯🇵#岩崎有波 ノジマステラ神奈川相模原🇯🇵
𝗙𝗣#天野紗 ハンマルビーIF🇸🇪#土方麻椰 日テレ・東京ヴェルディベレーザ🇯🇵#柏村菜那 日テレ・東京ヴェルディベレーザ🇯🇵… pic.twitter.com/C9AgMYO1dE
これについて狩野監督は、今大会がIW(インターナショナルウィーク)期間中でないことによる4選手のクラブ重視のスケジュールを語っており、そのため松窪真心選手らをはじめとするこれまでのメンバーに加え、若手の松永未夢選手らを飛び級選手として選出しています。
U-20カテゴリーの今大会は、各チームとも次期A代表となる選手たちがひしめいていることから、主催するFIFAも大注目。公式サイトにおいて、2016年大会の杉田妃和選手や最新大会での浜野選手など、全ての過去大会のゴールデンボール賞受賞者を紹介すると…
10 editions of the #U20WWC.
— FIFA Women's World Cup (@FIFAWWC) 2024年8月18日
10 Golden Ball winners. 👏
続けて今大会での活躍から、各国のA代表へ飛躍した選手たちを続々紹介。「U-20W杯で頭角を現した若き才能が、その後の2年間で各国のA代表へと引き上げられ、大きなステップアップを遂げてきた」として藤野選手と浜野選手らを輝かしいデータとともに紹介しています。
なお日本はグループEに配置されており、日本時間9月3日の初戦にニュージーランド、6日にガーナ、そして9日にオーストリアと対戦することとなっており、ここを突破し12日からのラウンド16、そして23日の決勝まで勝ち進んでくれることでしょう。
そんなこの大会は、全試合FIFA+において無料配信されることが報じられており、ライブ配信の時刻は午前中と仕事をされている方々には少し見づらい時間帯なのですが、これまで同様アーカイブも残るため、サポーターやファンの方々からは歓喜の声が寄せられています。
そんな期待のヤングなでしこの選手たちは現在、決戦の地・コロンビアへ渡航していると見られており、21日からは富士山の中腹程度もある高地でのトレーニングを開始するスケジュールとなっています。