サッカー・U-15女子選手権2024の最終戦で、アジアのライバルである北朝鮮と対戦した日本。これまでの試合同様、日本は幾度となくいい形でチャンスを作りながらも活かせず、0-2で敗れてしまったものの、明確な課題の浮き彫りに改革を求める声が寄せられています。
大雨の中行なわれたチャイニーズタイペイ戦では5-0と大勝しながらも、韓国戦や中国戦ではドローとなっていた日本。これらの試合全てで大半を攻勢に費やしていた日本でしたが、隙をつかれたカウンターで失点し、自身らはなかなか得点を重ねることができませんでした。
そんな日本の今大会最終戦の相手は、A代表からU世代まで全ての年代でアジアのライバルとなっている北朝鮮。身長はそこまで日本と変わらないものの、他の年代同様球際の強さはこの年代でも健在となっており、ここまで3試合で2勝1引き分けと負けなしとなっていました。
そんな北朝鮮との試合も、前半序盤から日本が積極的にゴールを狙いますが、北朝鮮も負けじとボールを奪い日本ゴールに襲いかかります。そんな激しい攻防の中、前半22分に北村礼選手が負傷交代となると、その直後に相手からカウンターを受け失点してしまった日本…。
後半もより攻勢を強め、今大会ゴールを決めている池田柚葉選手が積極的にシュートを放ちますがゴールを奪えないでいると、61分にはゴール前でボールを奪われまたも失点してしまった日本。これまで同様、最後の最後までゴールを狙い続けた日本でしたが0-2で敗れていました。
この結果により、東アジアの上位5チームが集うグループAにおいて、1勝1敗2引き分け得失点差3で大会を3位で終えた日本。優勝は3勝の北朝鮮、そして2位は開催国・中国となっており、4位には韓国、そして入れ替えがある5位にはチャイニーズタイペイとなっていました。
この試合をご覧になっていた日本のサポーターやファンの方々からは、
「国際経験を積む強化試合としては価値があった!今後活かしてもらいたい!」
「けが人が出ていたこともあるが北の1点目はオフサイドだし今大会のジャッジには疑問が残る」
などの声が寄せられる中…
「北朝鮮はU20・U17・U15のU世代全てで日本を上回ったことになるのか…」
「技術力の高い日本がボールを握っている時間は多く、決定機も何度か作ったが、最後のパワーが少し足りなかったか…」
など課題を呈する声も上がっており、改善を求める方々も…。
A代表のなでしこジャパンは、そんな北朝鮮を倒してパリ五輪行きを決めていましたが、今や男子選手よりも海外の名門クラブでプレーする選手が増えており、体格に勝る海外選手を相手にどのように自身らの強みを活かせるかを、日々考えながら成長しているのでしょう。
🔹U-20日本女子代表🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2024年8月24日
『FIFA U-20女子 #ワールドカップ』の開催地であるコロンビアでの活動2日目の午前中は、現地の日本人学校で激励会と練習を行いました。… pic.twitter.com/ogYw0dpKM6
9月上旬から試合が行なわれるU-20女子W杯に出場するヤングなでしこの選手たちも、国内はもちろん海外でプレーする選手もおり、これらの課題を解決して優勝目指し挑んでくれることでしょう。