フィギュアスケート・チャレンジャーシリーズの一つであるネーベルホルン杯が、日本時間9月19日に開幕。競技初日には男女SPが行なわれ、男子では山本草太選手が3位発進、女子では千葉百音選手が2位発進となっており、ファンの方々からは驚きと期待の声が寄せられています。
今大会には日本勢として、男子シングルに山本選手、そして女子シングルには千葉選手と吉田陽菜選手、そしてアイスダンスには吉田唄菜選手と森田真沙也選手のうたまさが参戦。チャレンジャーシリーズでありながら豪華な顔ぶれに、ファンの方々の期待は高まっていました。
日本時間19日夜からは男子のSPが行なわれ、23選手中10番滑走に登場した山本選手は、自身も好きだと語る新プログラムを披露。冒頭の華麗なコンビネーションジャンプで魅せると、山本選手の豊かな表現と滑らかなスケーティングに、一瞬で目を奪われた会場の方々。
しかし続く4回転サルコウが抜けてしまいますが、それでもそのミステリアスでユニークな世界観を存分に披露した山本選手。この演技で79.00点を獲得し3位通過となると、海外メディアに「緊張もあり構成的に課題もあるが、今後さらに磨いていきたい!」と意欲を語りました。
Men's Short Program photos from #CSFigure #NebelhornTrophy
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年9月19日
Sota YAMAMOTO 🇯🇵
Mark GORODNITSKY 🇮🇱
Edward APPLEBY 🇬🇧
Wesley CHIU 🇨🇦#FigureSkating 📷 @tarorezphoto pic.twitter.com/YHjn8lcRTi
Sota Yamamoto 🇯🇵 earns 79.00, here are his comments after his SP:
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年9月19日
How do you feel about your skate today?
“This was the first competition of the season and some of my movements were stiff. And I tensed up a little during my quad salchow. In terms of layout, I think I still have… pic.twitter.com/3ypCbHmEWi
続いて日を跨ぎ行なわれた女子SPの3番滑走には吉田選手が登場。ここではトリプルアクセルを封印し、冒頭にダブルアクセルをもってきた吉田選手はこれを華麗に着氷させ、続くコンビネーションジャンプでリズムに乗りたいところでしたが、オーバーターンが入ってしまいます…。
それでも最後のジャンプを成功させると、吉田選手にしか醸し出せない独創的な雰囲気を会場に満たし、その世界観を披露。この演技で59.65点の7位通過となると、コンボへの悔しさを語る一方、FSでのトリプルアクセルでの巻き返しを誓ってくれていました。
Women's SP photos from #CSFigure #NebelhornTrophy
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年9月19日
Hana YOSHIDA 🇯🇵
Janna JYRKINEN 🇫🇮
Olga MIKUTINA 🇦🇹
Kimmy REPOND 🇨🇭#FigureSkating 📷 @tarorezphoto pic.twitter.com/lruiVUeZBz
Hana Yoshida 🇯🇵 59.65
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年9月19日
“I am disappointed about my mistake. I will have to practice my 3Lz3T more I think.”
She wanted to go a bit more save in her SP and thus didn’t risk the 3A but plans to include it in the LP.
Her SP was choreographed by Benoit Richaud, it was a new… pic.twitter.com/HTOph0FYfe
そして22選手の最終滑走者として登場したのが千葉選手。演技後には、「直前の6分間練習まで体が震えていた…」と緊張感を語っていた千葉選手でしたが、曲に合わせ滑り出すとそれを一切感じさせない魅惑の演技を披露し、その姿を観た方々の心を鷲掴みにしました。
冒頭のコンビネーションジャンプこそ堪えるシーンがありましたが、それ以外はジャンプもスケーティングも、そして持ち前の豊かな表現も圧巻。「明日は少しリラックスしてフリースケートに集中したい」と語った千葉選手には67.95点が与えられ、2位と好発進となっていました。
Women's SP photos from #CSFigure #NebelhornTrophy
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年9月19日
Elyce LIN-GRACEY 🇺🇸
Mone CHIBA 🇯🇵#FigureSkating 📷 @tarorezphoto pic.twitter.com/iuFOxzCJq1
Mone Chiba 🇯🇵 67.95
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年9月19日
“I felt a bit shaky in the 6 minutes warm-up today but I was glad I was able to skate my best and my program with facial expressions.
Tomorrow I want to relax a bit and focus on my Free Skate.”#FigureSkating #NebelhornTrophy pic.twitter.com/I6CfqRsTn0
この前日夜から翌日明け方まで秋の夜長を楽しんだ方々からは、
「草太くんジャンプでミスがあったものの3位発進!」
「百音ちゃんの進化半端ない❤︎
これはてっぺん獲る滑りですぞ…♪」
「陽菜ちゃんは相変わらず不思議な世界だが好き❤︎」
などの声が寄せられていました。
なお今大会は、日本時間20日夜から21日明け方にかけて男子FSとアイスダンスRD、そして21日夜から22日明け方にかけて女子FSとアイスダンスFD、さらにはEXまで行なわれることとなっています。