ドミニカ共和国を会場に10月16日から開催されるU-17女子W杯で、4大会ぶりの優勝を狙うU-17女子日本代表・リトルなでしこ。アジア予選で敗れた北朝鮮にも警戒ですが、3連覇を狙うスペインがすでにチームを始動させており、トレーニングマッチで好調な姿をみせています。
今年5月にインドネシア・バリを会場に開催されていたU-17アジアカップにおいて、グループステージを無敗&無失点で首位通過した日本。そのバランスの取れた攻守で準決勝でも韓国を撃破するも、決勝でアジアのライバル・北朝鮮に0-1で敗れ2位で今大会に進出しています。
このアジアカップでキャプテンを務め、準決勝でも2ゴールを奪っていたのが眞城美春選手。小柄な体格ながら突破力のあるドリブルや針の穴を通すような鋭いパスなどを武器に、得点力のある佐藤ももサロワンウエキ選手や津田愛乃音選手らとともにプレーで魅了。
そんなリトルなでしこの快進撃を止めたのが、アジアのライバル・北朝鮮。この大会の前に行なわれていたU-20アジアカップでもヤングなでしこが北朝鮮に2度も敗れており、敵討ちをしようと意気込んでいましたが、フィジカルと突破力で勝る北朝鮮に敗れていました。
しかしそんな北朝鮮もU-17女子W杯でみると、2016年大会の日本との決勝でPKの末に勝利し優勝しているものの、その後は直近2大会はスペインが優勝。スペインはその他の大会でも上位でフィニッシュしていることから、北朝鮮とともに警戒すべきチームとなっています。
そんなスペイン代表チームは、すでにチームを編成し9月23日からトレーニングを実施。U-20世代がW杯で日本に敗れたことを悔やんでいるのか、短期間にポルトガルとモロッコを相手にトレーニングマッチを立て続けに組んでおり、3連覇に向け抜かりはないようです。
📹 𝗥𝗘𝗦𝗨𝗠𝗘𝗡 | SUB-17
— Selección Española Femenina de Fútbol (@SEFutbolFem) 2024年9月24日
Revive la goleada de España ante Portugal en El Albir
🇪🇸 5-1 🇵🇹
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そんなスペイン対ポルトガルのトレーニングマッチは、日本時間24日深夜に行なわれ、圧倒的スピードとボールコントロールを見せつけたスペインが5-1と圧勝。チームを率いるケニオ・ゴンサロ監督もこれには満足となっていたようで、スペインサッカー連盟からは「我々の代表チームは試合開始のホイッスルからその優位性を示し、最初のゴールを奪うまでそれほど時間は必要ではなかった!彼女たちはゴールに非常に飢え、すでにW杯に向けて仕上がりを感じるほどだ!」などと報じており、ここからさらなる成長を期待していました。
一方の日本は、2014年大会の優勝以来となる4大会ぶりの優勝を目指し、過酷な暑さとなっていた8月19日から3日間千葉で合宿を実施。そして10月4日からも合宿をスタートさせる予定となっていますが、9月24日時点ではまだ招集メンバーが発表されていません。
🔹U-17日本女子代表🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2024年8月23日
U-17日本女子代表は、8/19(月)~8/22(木)の4日間、高円宮記念JFA夢フィールドにてトレーニングキャンプを行いました。
2日目には、元なでしこジャパンの #宮間あや さんにお越しいただき、2011年… pic.twitter.com/fukryC9dCN
それでもポーランド、ブラジル、ザンビアのグループステージでは、アジアカップでも見られたように日替わりヒロインが活躍し、ノックアウトステージではヤングなでしこのように決勝まで勝ち進んでくれることでしょう。