U-20アジアカップ予選のグループステージ2戦目に、ミャンマーと対戦したU-19日本代表。守りを固めたミャンマーでしたが、廣井蘭人選手が先制ゴールで突破口を開くと、中川育選手がハットトリックを見せるなど6-0での勝利に、AFCから称賛と期待の声が届けられています。
この予選で首位通過はもちろん、アジアカップ本戦においても優勝を狙っている日本。しかし初戦トルクメニスタン戦では神田奏真選手の2ゴールで2-0で勝利したものの、サポーターやファンの方々から攻守ともに連携不足を指摘されており、その修正が期待されたこの試合。
ミャンマーは6人でゴール前を固めるという超守備的システムで挑んできており、序盤はその対応に苦労した日本でしたが、前半25分に右からのクロスを廣井選手が合わせて先制すると、立て続けに中川選手のヘディングや、西原源樹選手のゴールで3-0とリードします。
後半も主導権を握ったまま放さない日本は、またもクロスから廣井選手が合わせて4点目を奪うと、その後中川選手が数秒の間に立て続けにゴールを決めハットトリックを達成。圧倒的攻撃力を見せた日本が6-0で快勝し、見事グループステージ突破に王手をかけていました。
この試合後、チームを率いている船越優蔵監督からは「簡単ではなかったが勝ち点3を取れたことは良かった。ただもっともっと改善しないといけないことが見つかった…」などと試合を振り返り、すでにアジアカップやW杯に目を向けチームの改善を誓っていました。
この後行われていたキルギス対トルクメニスタンの試合は、キルギスが1-0で勝利を飾っており、AFCからは公式SNSにおいて「日本とキルギスがともに2連勝を飾った!両チームは日曜に対戦し今予選グループIの優勝者を決定する予定だ!」などと首位通過をかけた試合に注目。
🇯🇵 Japan and 🇰🇬 Kyrgyz Republic are set to meet on Sunday to decide #AFCU20 Qualifiers Group I's winners! pic.twitter.com/G3A3hiZ3gA
— #AsianQualifiers (@afcasiancup) 2024年9月27日
また公式サイトにおいても、「日本とキルギスはトップの座を争う!」との見出しで、2016年大会のチャンピオンである日本の、廣井選手の先制ゴールや中川選手のハットトリックなどの爽快試合を称賛し、辛勝したキルギスとのグループ最終戦に期待を寄せていました。
またミャンマーサッカー連盟公式SNSからは、この試合の前後半の様子が報じられ敗北が告げられると、サポーターやファンの方々から「日本の猛攻をこれだけで凌げたのだからまだいい方だ!」、「せめて1点返して一矢報いたかったがそれは夢だった…」などの嘆きの声が…。
そして前戦からご覧になっていたであろう方々からは、「スコアだけ見ると快勝したように感じるがまだミスがあるので気をつけたい!」という辛口コメントがある一方、「時間の経過とともに順調に加点してたのが良かった♪」と修正力を認める声も寄せられていました。
グループステージ突破に向け順調に歩みを進める日本は、日本時間29日23時からキルギスとのグループ最終戦に挑むこととなっており、首位通過はもちろん、内容の濃い試合が求められているようです。