U-17女子W杯初戦・ポーランド戦でドローとなり、グループCにおいて遅れをとっている日本代表・リトルなでしこ。初戦で勝ち点3を奪い勢いに乗るブラジルとの第2節に向け、FIFAやAFCからプレビューが投稿されると、まるで"アメとムチ"のような内容となっています。
今大会初戦は、クラブ事情でチームへの合流が遅れた眞城美春選手をベンチスタートとさせるも、終盤にはそんな眞城選手を登場させる状況に追いやられるなどし、それでも勝利を逃した形となった日本。一方の次戦の相手ブラジルは、ザンビアを1-0で破り日本戦を迎えます。
One matchday down, two to go! 📊#U17WWC
— FIFA Women's World Cup (@FIFAWWC) 2024年10月18日
この両チームの勝負を前に、FIFAからは「スコアレス発進の日本!明暗分かれた2つの記録」と題した記事が投稿。ポーランドに痛い引き分けとした日本を、「U-17女子W杯グループステージでは、直近18試合のうち実に16試合をクリーンシートに抑えているのだ。世代は移り変わろうとも、固い守備が揺らぐことはない!」と称賛し、白井貞義監督からの「ラストパス、クロスの質などをもう一回見直して、次のゲームに向かっていかなければいけない。ブラジル戦は強い選手に負けないメンタリティが必要…」との言葉も掲載。
そして記事の最後は、「大会の歴史を通して、日本がグループステージで2試合続けて勝利を逃したことは一度もない!日曜に行われるグループD第2戦はブラジルという強敵だけでなく、その歴史との勝負にも挑む楽しみな一戦となる!」と期待を込めまとめていました。
スコアレス発進のU-17日本女子代表🇯🇵
— FIFAワールドカップ 🏆 (@FIFAWorldCup_JP) 2024年10月19日
明暗分かれた2つの記録✍️#U17WWC
一方AFCからもブラジル戦プレビューが投稿されており、「グループDでブラジルと対戦する日本は一発勝負に挑むことになる!」との厳しい言葉で記事がスタート。ブラジルは勝利し勢いづいていること、日本は引き分け「勝ち点2を落とした格好だ…」ということを整理し、福島望愛選手からの「私たちの強みは、困難な状況下でも決して諦めないという決意にあると信じています!」という言葉や、白井監督や選手たちはブラジル戦で勝利し、ノックアウトステージに首位で進出することを望んでいることなど、日本の強い想いを再確認。
それでも記事の最後には、「しかしブラジルは手強い相手であり、南米勢の勝利で準々決勝進出が決まる可能性もある!」と日本の崖っぷちを宣言。試合直後の戦評とは一転、FIFAとAFCの態度が逆転した形となっていますが、これも日本の勝利を願ってのことなのでしょう。
そしてブラジルサッカー連盟も最終調整の様子などが報じており、チームを指揮するシモーネ・ジャトバ監督からの「日本代表は、ショートパスやトライアングルを駆使したコレクティブなプレーで知られるチームだ。マークを正確にし、コンパクトにする必要がある。低いブロックではなく、我々がいつもやっているような高いブロックで素早くプレーすることが重要だ…」などと前戦以上のパフォーマンスを期待していました。
対する日本も公式SNSなどを通じ調整を報じています。
🔹U-17日本女子代表🔹#カラカラU17WWCへ行く
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2024年10月19日
ワールドカップ初戦から一夜明け、この日はホテル内にあるフットサル場でリカバリー中心のメニュー。
選手たちはすでに気持ちを切り替え、次のブラジル戦に向けて準備を進めています!💪
⚔️NEXT MATCH⚔️
🏆FIFA… pic.twitter.com/9yuHUX5bry