スポーツ談話室【Sports Lounge】

日本のスポーツを応援📣(フィギュアスケート多め…)

【GP②スケカナ 男子FS】「気持ちでメダルを手繰り寄せた‼︎」攻め続けた佐藤選手がマリニン選手に次ぐ2位に…♪

 

フィギュアスケートGPシリーズ第2戦スケートカナダにおいて、16年ぶりに表彰台を独占するという快挙を成し遂げた坂本花織選手ら日本女子3選手。それに負けじと競技最終日となる日本時間10月28日には、佐藤駿選手と山本草太選手が攻めの姿勢で奮闘しました。

 

 

過去GPシリーズでは、2006年NHK杯高橋大輔さんら男子、そして浅田真央さんら女子が表彰台を独占。2008年にもNHK杯で女子が表彰台独占となっていましたが、今回の日本勢の表彰台独占はそれ以来となっており、坂本選手らが快挙を成し遂げていました。

 

これに負けじと男子2選手もFSで奮闘。28日0時からスタートした男子FSでは、3位通過となっていた山本選手が、冒頭の3回転ループでいきなり魅せ、持ち前の柔らかくかつ力強いスケーティングで観ている方々を魅了しますが、終盤の4回転トウループでまさかの転倒が…。それでも今回の狭いリンクを目一杯使い、その雄大な世界観を届けてくれた山本選手には総合257.00点が与えられ、惜しくも4位とメダル獲得はなりませんでしたが、自身の演技が終わった後も、佐藤選手の演技をリンクサイドで見守る素敵なシーンが話題となっていました。

 

そして2位通過となっていた佐藤選手は、普段のクールな表情からは想像ができないほど熱い想いでFSを熱演。冒頭の4回転ルッツや終盤のコンボでは転倒があったものの、その後にリカバリし減点を最小限にとどめた佐藤選手の演技からは、溢れんばかりの闘志が…。豊かな表現でも魅せてくれた佐藤選手は、このFSで点数を伸ばすことはできませんでしたが、それでもSPの貯金が生き、総合261.16点でなんとか2位に。この点数が出た瞬間、キスクラで日下匡力コーチとシンクロする佐藤選手には、祝福の声が寄せられていました。

 

男子優勝は300点超えをしてきたアメリカのイリア・マリニン選手。GP2戦目にしてすでにファイナル進出を決めており、3位にはFSで点数を伸ばしてきた韓国のチャ・ジュンファン選手が入り、4位の山本選手との差はわずか3.31点差という僅差となっていました。

 

この男子FS後、ISUからは「シュンサトーは力強いジャンプ力で銀メダルを獲得した!男子の競技は激しい競争と忘れられない瞬間をもたらした素晴らしいものとなった!」と熱い闘いを報じるコメントが投稿されており、多くの方々から閲覧されていました。

 

アイスダンスを挟み行なわれた表彰式では、笑顔で登壇した佐藤選手。日の丸を背にし、銀メダルを首から下げた佐藤選手の目は、すでに次戦・中国杯を見ていたのでしょうか、ファンの方々からは「駿くんなら中国杯でファイナル決めてくれるハズ!」と願われていました。

 

惜しくも今大会出場5選手全員が表彰台乗りとはなりませんでしたが、それでも素晴らしい演技を披露してくれた選手の皆さん。そんな日本勢が参加できたであろうEXは今回はなく、それを残念がる声も上がっていました。

 

youtu.be