現地時間11月12日から19日までのメキシコ遠征で3連戦を行なう、サッカーU-19日本代表。日本時間15日未明には、現地で高い人気を誇るクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルとの第1戦が行なわれ、高地への順応もあり35分ハーフの試合はスコアレスドローとなりました。
1ヶ月ほど前までU-20アジアカップ予選を戦い、グループIをトップ通過していた日本。2月から中国で開催されるU-20アジアカップに向けて、船越優蔵監督率いるU-19日本代表の選手たちは、この遠征でメキシコ代表やベネズエラ代表と戦い強化を図ろうとしています。
日本時間15日未明に行われたU-19クラブ・ウニベルシダ・ナシオナルとの第1戦。会場の標高が2000m以上という高地ということもあり、現地入りして間もない日本代表のために35分ハーフで行われることとなりましたが、その初戦の相手は現地で最も高い人気を誇るクラブ。
La selección de Japón Sub 20 llegó desde el continente asiático hasta Cantera en el Suzuki Swift conmemorativo del 70 Aniversario de Pumas 🇯🇵🚙😸
— PumasMX Cantera (@PumasMXCantera) 2024年11月14日
🐾 採石場はあなたの家です 🏠@jfa_samuraiblue 🤝 @Suzuki_Mex#DePumasSoy #OhUniversidad pic.twitter.com/E7ALb7QHVH
特に下部組織での育成システムに定評があり、メキシコ代表選手を続々と輩出するクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルのアンダー世代との一戦ということで、現地のサポーターやファンの方々からは熱い視線が向けられ、日本としても初戦を勝利で飾りたいところとなっていました。
互いに様子見の立ち上がりとなったこの試合ですが、徐々に日本がゲームをコントロール。U-20アジアカップ予選でもチャンスを作ってきた、DFからのビルドアップで好機を演出しますが、まだ思うように身体が動かないのか、ゴールに繋げられないシーンが続きます。
メンバーを入れ替え臨んだ後半も日本ペースで進んだ試合でしたが、前半同様相手ペナルティーエリアまでは何度も持ち込みますが、相手DFの固い守りによりことごとく阻まれてしまい、0-0のスコアレスドローとなっていた日本。
この試合は非公開となっていたのですが、クラブ・ウニベルシダ・ナシオナルの公式SNSでは、「他の大陸の同世代の仲間と経験を共有できる喜び♪」としてこの試合の様子を画像と文字で報じてくれており、この様子を知った現地サポーターやファンの方々からは「彼らがあの漫画のブルーロックなのか…⁉︎」、「さすが我らがプーマス(クラブの愛称)!我ら代表チームと引けを取らないチームは日本とも引き分けたのか!」などと未来のSAMURAI BLUEとの充実した試合を喜ぶ一方、メキシコ代表と引けを取らないほどの実力をもつとされるクラブを称賛する声が寄せられていました。
日本としては現地入り2日目での試合ということで、高地での70分は相当身体に負荷がかかっていたと思われますが、2025年にチリで開催されるU-20W杯のことを考えると、この高地での遠征や、南米チームとのこの時期のトレーニングマッチはとても価値あるものに…。
個人差もありますが、高地に慣れるためには2〜3日は必要とされており、日本時間17日未明に行なわれる第2戦のメキシコ代表戦では、選手たちも思うように身体が動き、高いパフォーマンスを披露できることでしょう。