フランス・グルノーブルを会場に開幕した、フィギュアスケートGPファイナル。シニア・ジュニアの各カテゴリートップ6が集結したこの大会で、日本勢のりくりゅうやさえルカ、シニア・ジュニアの女子が競技初日に奮闘し、海外メディアなどから投稿が相次いでいます。
このプレッシャーかかる大会で、全カテゴリーにおいて第1滑走として登場したのがさえルカペア。海外メディアからも「成長著しい!」と注目される2人は、スロージャンプで細かなミスがあったものの、自己ベストを更新する50.20点で上位に僅差の3位となり勢いをつけます。
Sae Shimizu/ Lucas Tsuyoshi Honda 🇯🇵 - first team out at the 2024 #JGPFinal score a PB of 50.20
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年12月5日
Sae: “I was very calm today, more than I expected. I was even wondering if I was okay.”
Lucas: “Enjoyed the sensation of the ice here, it was great to skate here. I also felt less… pic.twitter.com/bBqpr8PHVG
すると、続くジュニア女子も若き日本勢が大活躍。4番滑走の和田薫子選手がほぼパーフェクトという演技で67.77点の2位となると、5番滑走の中井亜美選手もフランスにゆかりのある曲での演技で観ている方々を魅了し、67.26点で3位につけると、最終滑走に島田麻央選手が登場。
The top 3 following the Junior women’s SP:
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年12月5日
1.Mao Shimada 🇯🇵 73.72
2.Kaoruko Wada 🇯🇵 67.77
3.Ami Nakai 🇯🇵 67.27#JGPFigure #JGPFinal #FigureSkating pic.twitter.com/8hhxp7Y074
3連覇を狙う絶対女王の島田選手は、押しつぶされそうな期待からのプレッシャーに打ち勝ち、ジャンプやステップなど全てを完璧に決め、73.72点で圧巻の首位となると、ISUからは「優雅さ・ジャンプ・否定できない才能だ‼︎」と驚きの声とともに、日本の表彰台独占にも言及。
Mao Shimada 🇯🇵 dazzles in Grenoble! ✨ With a stunning performance and a new season’s best, she jumps straight to the lead after the Junior Women’s Short Program at the #JGPFigure Final! 🙌
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2024年12月5日
Pure elegance, incredible jumps, and undeniable talent - Mao is on 🔥!
Can she keep up… pic.twitter.com/2A9bTJwpjg
そんな若き日本勢の活躍に負けじと、続くシニア競技でもりくりゅうが日本勢に勢いをもたらします。最終滑走に登場した2人は、冒頭の高さのあるツイストリフトでいきなり魅せますが、続くサイドバイサイドで回転不足となってしまい、観ている方々の応援にも力が入ります。
The Pairs teams delivered breathtaking lifts, stunning throws, and unmatched synchronization at the #GPFigure Final in Grenoble! 💫⛸️✨ With jaw-dropping performances, they proved why they’re at the top of their game.
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2024年12月5日
Results after the Pairs Short Program at the #GPFigure Final… pic.twitter.com/jIFVfhuMfq
その声援が届いたのか、その後は力強いリフトや修正されたデススパイラル、そしてスピードに乗ったかっこよさ際立つ圧巻のパフォーマンスを披露した2人には、トップとわずか0.45点差となる76.27点が与えられ、2人にもファンの方々にとっても満足の出来となっていました。
そして、この日競技最後を飾った日本勢だらけとなったシニア女子。しかしその中で唯一の海外勢となったアメリカのアンバー・グレン選手がトリプルアクセルを決め首位に立つと、樋口新葉選手と松生理乃選手は魅了する演技も転倒があり点数を伸ばせず6位と5位に…。
The Women brought the heat to the arena in an intense battle during the Short Program at the #GPFigure Final in Grenoble! 💫⛸️✨ With jaw-dropping jumps, intricate steps and powerful performances, they kept us on the edge of our seats!
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2024年12月5日
Results after the Women’s Short Program at… pic.twitter.com/a0Crb9lwQ3
連覇が期待された坂本花織選手も転倒があり、4位と点数を伸ばせずにいると、19歳コンビの千葉百音選手と吉田陽菜選手がアンバー選手に食らいつきます。千葉選手も吉田選手もジャンプでの細かなミスはあったものの、溢れ出す魅力で得点を伸ばし2位と3位につけています。
The top 3 women following the SP in Grenoble:
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年12月5日
1.Amber Glenn 🇺🇸 70.04
2.Mone Chiba 🇯🇵 69.33
3.Hana Yoshida 🇯🇵 64.23#GPFigure #GPFinal #FigureSkating pic.twitter.com/a4YdMG2IIA
このシニア女子の熾烈な争いに、ISUからも「女子選手たちが激しい戦いを繰り広げ、アリーナに熱気をもたらした!驚くようなジャンプ、複雑なステップ、力強いパフォーマンスで観客は釘付けになった!」とその臨場感を届け、続くFSへの期待も語っていました。
これまでシニア・ジュニアともにGP大会を報じていた海外メディアなどからも、この日の結果やインタビューなどが続々と報じられており、出場する多くの日本勢の表彰台乗りには大きな注目が集まっているようです。