
現地時間1月13日、カナダサッカー協会は公式サイトやSNSで女子代表監督にケイシー・ストーニー氏の就任を発表。なでしこジャパンの新監督候補にも名前が挙がっていたストーニー氏の就任に、FIFAや海外メディアなどからカナダのさらなる成長に期待の声が上がっています。
この日、カナダ協会は「ケイシー・ストーニーがカナダ女子代表チームのヘッドコーチに任命された」との見出しで、選手やコーチとして豊富な国際的な経験をもち「カナダ女子代表チームを新しい時代に導く指導者として相応しい」とするストーニー氏の就任を歓迎。
この中で、協会長のケヴィン・ブルー氏からは「ケイシー・ストーニーを新監督に迎えることを嬉しく思う。彼女がリーダーシップを発揮して成功を収めてきた経歴、価値観、精神的な力強さ、生涯をかけて女子サッカーの前進に尽くす姿勢は我々にとって適切だ!」と語ると…

ストーニー氏からも「女子代表チームの監督としてカナダサッカーに加わることを光栄に思う。カナダには誇らしい伝統があり、才能あふれる選手たちのチームとともに仕事をするのを楽しみにしている。協会の新たなリーダーシップのもと、私たちは新たなチームとして、過去の成功にさらなる上積みを加え、カナダのサッカーがピッチ内外で成長を続けられるよう取り組んでいく!これからの旅路や、信じられないほど情熱的なカナダのサッカーファンと交流していくことを楽しみにしている…」などとする談話が掲載され、地元ファンは歓喜。
42歳のイングランド人女性監督であるストーニー氏は、マンチェスター・ユナイテッド女子の初代監督に採用され、チームをFAチャンピオンシップのタイトルに導いたほか、直近2シーズン半を過ごしたNWSLのサンディエゴ・ウェイブでは2022年年間最優秀監督に輝いています。
なでしこジャパンの次期監督候補にも名前が挙がっていたストーニー氏ですが、現在FIFAランク6位となっているカナダを指揮するとのことで、FIFAからも「ストーニーは2月にスペインで開催されるピナタール・カップでカナダ代表監督としての初陣を迎える」などと紹介。
👋🇨🇦 pic.twitter.com/V3Th84p71j
— FIFA Women's World Cup (@FIFAWWC) 2025年1月13日
また、このビッグニュースは海外のスポーツメディアにも取り上げられており「選手第一の価値観に基づくリーダーシップのもと、カナダ女子代表チームは生まれ変わる!」、「彼女は東京2020に続く新たなレガシーを築くために仕事をするだろう…」などと期待の声が…。
Big changes for Canadian women's soccer! 🇨🇦 ⚽️ Former England captain Casey Stoney steps in as head coach, bringing her leadership and experience to the team. Thoughts on this new chapter? 🏆✨https://t.co/y4JAPWP0vN pic.twitter.com/smetx6hsR2
— CBC Sports (@cbcsports) 2025年1月13日
🇨🇦 Casey Stoney es la nueva entrenadora de la selección femenina de Canadá tras la salida de Priestman.⚽️🍁https://t.co/6HgOTJhnu6
— AS USA (@US_diarioas) 2025年1月14日
パリ五輪の際には、前監督のベヴ・プリーストマン氏が対戦相手のトレーニング風景を不正にドローンで撮影したとして処分を受けていましたが、今回新たにストーニー氏を代表監督に招いたことで、3年後、4年後に再び世界一になることを誓って再出発となるようです。
そんなカナダと日本は、2年前のSheBelieves Cupで対戦していますが、その際は3-0で快勝していた日本。今後カナダと対戦の予定は当分ありませんが、強豪チームということで早めの国際親善試合が期待されています。



