
なでしこジャパンがコロンビア女子代表と対戦した期間のFIFAインターナショナルウィンドウ(各国代表による公式戦や国際親善試合開催可能期間)で、FIFAランク上位チームがまさかの敗北する事態となっており、次回6月更新のFIFAランクの変動にも注目が集まっています。
今年女子は、年間6つの期間が設けられているFIFAインターナショナルウィンドウ。3月末から4月上旬に開かれた今年2度目の期間で、なでしこジャパンはSheBelieves Cupでも対戦した南米で勢いのあるFIFAランク21位のコロンビアと対戦し、公式では1-1のドローとなりました。
数日後の8日に行なわれたトレーニングマッチでは6-1と快勝したものの、こちらは公認されずFIFAランクポイントには影響しません。それでも内容的には、1戦目も2戦目もニルス・ニールセン体制で勝敗以上に得るものがあり、新体制のチームとして実りある時間となりました。
🔹なでしこジャパン🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2025年4月9日
【2025.4.8 Photo Report📸①】
コロンビア女子代表とのトレーニングマッチの様子💪⚽#BEYOURBESTSELF #最高の自分であれ #夢への勇気を #なでしこジャパン #jfa #daihyo #nadeshiko #サッカー日本代表 pic.twitter.com/yUdovPiT8H
そんななでしこジャパンは、SheBelieves CupでFIFAランク首位のアメリカに勝利しての優勝ということもあり、3月6日に更新されたFIFAランクでは5位。今回一気に3ランクもアップしており、一つ上のイングランドとはわずか7ポイントほどとなっている状況です。
上位のチームは下位のチームに勝利してもあまりポイントは得られないものの、下位チームが上位チームに勝利すると大量のポイントが奪えるこのFIFAランク。日本がコロンビアと対戦した期間も多くのチームが親善試合を行ない、大きな波乱も起きていたのです。
それがFIFAランク首位を走るアメリカの敗北。アメリカはベテランから若手中心のチームにしている段階ですが、そんなアメリカが今回対戦相手に選んだのは、次回W杯ホスト国で、パリ五輪準優勝となっているブラジル。そのパリ五輪の決勝でも戦った相手に挑んだアメリカは、ホームでカリフォルニアの会場を満員で埋め尽くし、カタリーナ・マカリオ選手が試合開始1分にも満たない史上7番目に速いゴールで先制しながらも、FIFAランク8位のブラジルに敗北。これにはアメリカサッカー連盟も、「18000人の前でブラジルに1-2で敗れた」と嘆きが…。
Final from PayPal Park. pic.twitter.com/vvTzWxvVqT
— U.S. Women's National Soccer Team (@USWNT) 2025年4月9日
そんなアメリカに対し、約50ポイント差を詰めようとするFIFAランク2位スペインはこの期間、UEFA女子ネイションズリーグでFIFAランク22位のポルトガルと対戦。グループA3のスペインは、試合開始2分の先制弾をはじめ、序盤から圧倒的攻撃力をみせつけ前半だけで4得点。後半は1失点を許すも、攻撃の手を緩めることなく攻め続け7-1と大量得点で勝利。この前にもポルトガルに4点を奪い勝利すると、モンセ・トメ監督からは「少ないシュートチャンスをものにし、多くのゴールを決めることのできた得点能力を称したい!」と絶賛コメントが投稿。
📺 RESUMEN | #UWNL
— Selección Española Femenina de Fútbol (@SEFutbolFem) 2025年4月8日
🇪🇸 España 7️⃣ - 1️⃣ Portugal 🇵🇹
⚽ 1-0 | Salma (2')
⚽ 2-0 | Aitana (8')
⚽ 3-0 | Aitana (12')
⚽ 4-0 | Alexia (28')
⚽ 5-0 | Alexia (51')
⚽ 6-0 | Mariona (47')
⚽ 7-0 | Esther (60')
⚽ 7-1 | Fonseca (71')#JugarLucharYGanar pic.twitter.com/0i5ovNefHI
そして3位のドイツもこの期間、UEFA女子ネイションズリーグでFIFAランク24位のスコットランドとの2連戦をしており、1戦目は4-0、2戦目も6-1と手を抜くことなく勝ち切っています。特に大量得点を奪った2戦目は、前半に相手から失点を許してしまっていたものの、この試合についてドイツサッカー連盟から、「ハーフタイム以降の彼女たちが本来の我々の素顔だ!」などと語られているように、後半の猛攻撃にスコットランドDF陣もお手上げとなっており、公式サイトなどにはその爽快なまでのゴールラッシュ動画が投稿されていました。
また4位のイングランドも、UEFA女子ネイションズリーグでFIFAランク20位のベルギーとアウェーで2連戦を実施。1戦目は5-0で勝利したものの、2戦目は2-3と競り負けてしまっており、グループ首位を走るスペインと差ができてしまっている状況です。それでもそのスペインとはベルギーとの2連戦の前に対戦しており、1-0で勝利を収めています。熱い現地サポーターからは厳しい声も飛び交っているようですが、2035年女子W杯の唯一の立候補となっていることもあり、そこでの優勝を期待する女子チームに向けて愛のある激励となっているようでした。
🧢 Legacy cap presentation
— The FA (@FA) 2025年4月8日
🤝 Special guests
🏟️ Familiar territory
Here are five things you may have missed from the @Lionesses' visit to Ashton Gate.
ここまでがFIFAランク5位の日本より上のチームですが、6位以下にも強豪チームがひしめき合っています。その中でも日本がこれまで苦手としてきた6位のスウェーデンも、UEFA女子ネイションズリーグでFIFAランク14位のイタリアに3-2と辛くも勝利するも、その数日後には、グループ最下位でFIFAランク31位のウェールズに1-1とまさかの痛恨のドロー。なんとかグループ首位を保っていますが、2位イタリアやデンマークとの差はほとんどなく、サポーターからもこの情けない事態にかなりお怒りのご様子となっています。
Slutvissla på Gamla Ullevi – och det blir delad poäng för Sverige och Wales 🇸🇪🏴 pic.twitter.com/KSk5KRk8Na
— Svensk Fotboll (@svenskfotboll) 2025年4月8日
そんなスウェーデンと現在6ポイント差の7位カナダも、その差をなかなか縮められないようです。日本同様南米チームであるFIFAランク33位のアルゼンチンとの2連戦をしたカナダでしたが、初戦は3-0と快勝したものの、続く2戦目は0-1と敗れてしまっていたようです。この2連戦を「未来への足がかり」と語っていたケーシー・ストーニー監督は、1戦目はご機嫌となっていたようですが、2戦目はいつものようにクーラーボックスに座り込む始末…。サポーターの方々からも成長が期待されていただけに、さらなる強化を求める厳しい声も…。
Match highlights // faits saillants#CANWNT 🇨🇦 0-1 🇦🇷 pic.twitter.com/aMSLlQ6oXq
— CANWNT (@CANWNT) 2025年4月9日
FIFAランク9位の北朝鮮は、これまで同様詳細不明ですが男子チームと日々対戦しているでしょうし、10位のオランダについては、UEFAネイションズリーグでFIFAランク18位のオーストリア2連戦で両試合とも3-1と勝利。得失点差でグループ首位を走るドイツに及ばないものの、勝ち点でドイツと並んでいる状況です。それでもチームを指揮するアンドリース・ヨンカー監督からはこの2連勝に満足しつつも、チームの主力2選手がケガでチームを離れることを心配するコメントが投稿され、サポーターの方々からも早い復帰が望まれていました。
De Oranjeleeuwinnen hebben opnieuw een 3-1 overwinning geboekt op Oostenrijk in de Nations League! 💪
— KNVB (@KNVB) 2025年4月8日
Namens Oranje scoorden Kaptein, Van de Donk en Miedema. 🎯 #NothingLikeOranje #AUTNED pic.twitter.com/omb9u8Ry0i
このように激しい戦いが繰り広げられた今回のFIFAインターナショナルウィンドウ。次回のFIFAランク更新は6月12日となっていますので、次回5月末からのナショナルウィンドウにも注目が集まっています。



