東アジアE-1サッカー選手権第3節で、大会3連覇をかけ中国と対戦するなでしこジャパン。中国メディアからは、最終日本戦のプレビュー記事が続々投稿されており「攻撃のパフォーマンスは日本同様いいようだが、守備は改善が必要だ！」との辛口評価も飛び出しているようです。
初戦の台湾戦では、海外の予想を上回るハイパフォーマンスで4-0と快勝するも、続くホームの韓国には前半のリードを守りきれず、1-1と引き分けていた日本。2連勝とはならずも、選手たちのパフォーマンスを評価したニルス・ニールセン監督からは称賛の声が上がっていました。
対する最終戦の相手・中国は、初戦の韓国戦を2-2のドローとすると、続く台湾戦では4得点を奪いながらも2失点…。これには中国だけでなくアジアを中心とした海外からも、「中国の攻撃力は目を見張るものがあるが、終盤まで2-2というのは如何なものか！」などと酷評も…。
AFCからも、「中国は終盤のゴールでスリリングな逆転勝利」とのタイトルで、前半は優位に試合を進めながらも、後半は台湾の反撃に遭い失点を許してしまったこと、さらにその後は決定機を幾度も外しながら、最後はようやくゴールが決まったことなどが報じられていました。
しかしこの勝利により中国は日本と勝ち点で並び、第3節が事実上の決勝戦に…。これに対し、ある中国メディアからは「最終節の日本戦は優勝争いになる！中国が初めてこの大会で優勝したいのであれば、1-0など確実に点差をつけて勝たなければならない！」と報じると…
新華社通信からは「（台湾相手に2点も決められるような）こんなバックラインでは中国がW杯の決勝に進出できるかどうかは疑わしい！現在アジア女子サッカーは非常に急速に発展しており、中国は現在最高の状態ではないようだ…」ともかなり厳しい声が発せられています。
さらに、「攻撃面は決定機を逃さなければ、十分日本に通じるパフォーマンスの良さを発揮しているが、バックラインは安定せず調整の必要がある…」などとするプレビュー記事が続々投稿されており、攻撃力の高い日本への警戒を強めるよう忠告をしているようでした。対して、「日本は2試合で1ゴールとバックラインが非常に安定しており、DFは試合中にポジションを失うことはしない！また攻撃力も非常に高く、よくショートパスなどで相手のDFラインを突き破ってくる！」と攻守ともに安定していることを述べ、日本の優勢を報じていました。
14日には、JFAから上野真実選手のコンディション不良によるチーム離脱が報じられ、上野選手に代わる追加招集はない状態の日本。それでも少しでもA代表で戦力として招集してもらえるように、そして歴代の先輩なでしこに負けないよう奮闘してくれるであろう選手たち。
なでしこジャパン（日本女子代表） 選手離脱 東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国（7.6-17 韓国） #jfa #daihyo #nadeshiko #みんななでしこ #E1 https://t.co/0u3LJj78sf
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2025年7月15日
ニールセン監督からも、「初選出の選手たちは国際舞台で戦うには何をしなければならないかを学んだと思う」などと経験を重視する発言がありますので、中国戦でもより多くのメンバーに期待を寄せてくれることでしょう。
