
10月に入り、いよいよ五輪シーズンのGPシリーズの開幕が近づく中、CSテレ朝チャンネルなどから開幕特集番組の告知が…しかし五輪金メダル候補のりくりゅうペアや、紀平梨花選手が転向したアイスダンスには触れない現状に、もどかしさを感じる声も上がっているようです。
日本時間10月18日未明から競技がスタートするフランスGPから、ミラノ五輪シリーズのGPシリーズが開幕。国内においては五輪出場に向けた熱い戦い、そして個人戦では世界ランクで滑走順が決まるため、通常のシーズンよりも多くの注目が集まることとなるGPシリーズ。
そんな五輪シーズンのGP大会を盛り上げようと、10月1日14時〜のフィギュアスケート記者会見のライブ配信を報じていたCSテレ朝チャンネルやFOD。鍵山優真選手や坂本花織選手ら男女シングルのトップスケーターが集結するのですが、ペアやアイスダンスは呼ばれない様子。
【ch2】あす10/1(水)午後2時~
— CSテレ朝チャンネル (@tvasahi_cs) 2025年9月29日
2025/2026シーズン #フィギュアスケート 記者会見「生中継」⛸
来年2月開幕 #ミラノ五輪 直前の大一番🔥
“GPシリーズ”への意気込みなどを直撃🎤 #坂本花織 #千葉百音 #樋口新葉 #吉田陽菜 #鍵山優真 #佐藤駿 #三浦佳生 #山本草太 ほか💁🏻♀️
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過去にはペアのりくりゅうも参加していたこの記者会見ですが、今シーズンはすでに2つのCSに出場し、五輪でのメダル獲得に向けトレーニングに集中するためか不在に…。それでも「もしかするとオンラインで登場してくれる?」と期待の声も上がっているようです。
長らくシングル競技で世界的な注目を集めてきた日本フィギュア界ですが、近年ペアやアイスダンスのカップル競技においても目覚ましい躍進を遂げその存在感を世界に示しており、その大きなきっかけを作ってくれたのが、りくりゅうと惜しまれながらも引退したかなだい。
りくりゅうのリフトやツイストリフトといった大技の魅力に加え、2人の調和の取れたスケーティング、さらにはその素敵な関係性で世界的な人気を獲得すると、かなだいもわずか数シーズンで四大陸選手権で銀メダル獲得など、世界と戦えるという希望を次世代に示しました。
ペアではりくりゅうが現役バリバリで世界トップで牽引する中、若手にも成長の波が来ており、五輪予選では、ゆなすみがミラノ五輪のペア出場枠2枠目を獲得し、本田ルーカス剛史選手も籠谷歩未選手とともに引き続きペアへの挑戦を続けるなど、若手が育っています。
かなだいと同じく世界選手権の出場経験をもつうたまさは、残念ながら個人での五輪出場権を獲得することはできませんでしたが、団体での出場を目指しGP大会などに目を向けており、そんな彼らを追い抜こうと、いくこうや話題のりかしんなどのカップルが誕生しています。
そんな盛り上がりをみせる日本カップル競技のミラノ五輪での最大の期待は、やはりりくりゅうの個人戦でのメダル獲得。世界チャンピオンに返り咲いた2人には、金メダル獲得の可能性が十分にあり、アイスダンスでは国際大会での評価も上がり、結果を残してくれるでしょう。
日本のカップル競技はかつてないほどの輝きを放ち、世界的な注目を集める時代を迎えていますが、ミラノ五輪は日本のフィギュアスケート史におけるカップル競技の地位を確固たるものにする重要な機会となるでしょう。



