現地時間10月8日、開催直前のU-17女子W杯に向けイタリア代表とのトレーニングマッチを実施したU-17日本女子代表・リトルなでしこ。欧州予選でスペインを撃破していたイタリアに対し臆せず挑んだ日本が3-1で勝利すると、イタリア連盟から嘆き記事が投稿されています。
4日の国内トレーニング後、すぐにこの試合が行なわれるイタリアへ渡航していたリトルなでしこたち。2014年大会で3位の成績を残しているイタリアは、5月の欧州予選で、今大会も優勝候補の一角とされる強豪スペインを2-1で破るなど勢いのあるチームとなっており、この試合を前に、イタリアサッカー連盟からは「この日本とのハイレベルな試合がモロッコで開催されるW杯に向けた最後の準備となる…」と報じられると、イタリアの方々からは「日本は素晴らしいテスト相手！スピードとテクニックを学ばせてもらおう♪」など様々な声が…。
秋晴れの中、ティッレニアのオリンピック準備センターで行なわれたこの一戦に、イタリアは欧州予選メンバーを多く起用。この試合後にW杯メンバーを発表するとしていたイタリアは序盤からガチメンで挑むも、前半9分に須長穂乃果選手によってリードを許す展開に…。
その後もリトルなでしこは攻撃の手を緩めず、27分に平七海選手が追加点を奪い日本ペースは継続。その後イタリアは1点を返し、2-1で日本がリードして後半を迎えると、またも日本の猛攻に耐えきれなかったイタリアのオウンゴールによって、嬉しい追加点を得た日本。このまま試合終了となり、日本はW杯最後のトレーニングマッチを嬉しい勝利で飾り、大会に向けいい勢いをつけていました。
この試合の様子はイタリア連盟公式サイトで報じられており、このトレーニングマッチ後、若きイタリア代表を率いるスキアーヴィ監督からは「W杯の準備として、このレベルの試合ができたことはとても幸運だ。残念な結果であることや引き続き取り組むべき側面はあるがポジティブな部分も見られた。我々スタッフが求めた集中力と献身性を全ての選手に見ることができたからだ…」など一定の成果が語られています。
また、「選手のW杯での起用も考慮しできるだけ全員にプレー時間を与えた…」などとも語られていましたが、それを考えても調整不足が否めないチームに対し、イタリアの方々からは「経験値を積んだと思えば安いものだ…」、「良い目覚ましになっただろう」などの声が…。
この試合後、すぐにモロッコへと移動することとなっているリトルなでしこの選手たち。昨年のモンテギュー国際大会において初優勝を飾っている選手たちが今大会にも多く招集されているだけに、グループステージ突破はもちろん、2014年大会以来の優勝も期待されています。
🔹U-17日本女子代表🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2025年10月8日
国内で行われた、初日のトレーニングの様子をお届け🎥
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今大会グループステージでは、ニュージーランドやパラグアイ、ザンビアと対戦する日本。それらのチームからも最終メンバー発表やトレーニングなどの情報が続々投稿されており、開幕に向け準備が進んでいるようです。
