日本時間6月29日の男子VNL第2週最終戦において、スロベニア代表と対戦する男子日本代表。ブルガリア戦から怒涛の3連戦・13セットを戦い抜いた日本は休息をとっていますが、前日フランスとの熱戦を繰り広げたスロベニアは、日本戦に勝機を見出しているようです。
ブルガリアでの今大会第2週、初戦はホームのブルガリアに敗れるも、続く前回大会とパリ五輪を制したフランス相手に、フルセットの末の嬉しい勝利となっていた日本。しかし続くウクライナ戦では疲れもあったのか精彩をかき、フルセットの末に敗れていました。
一方のスロベニアは第1週を3勝1敗ながら、第2週はここまでブルガリアとフランスに敗戦…。しかしこれまで敗れてきた試合においても、決して一方的な負け試合は一つもなく、世界ランク的に上位のチームにも果敢に挑み、素晴らしい試合を展開してきたようです。
特にストレートで敗れた前戦フランスにおいても海外メディアのVolleyball Worldから「フランスがスロベニアを3-0で撃破したが、スコアだけから判断してはいけない!そう、まさにこれは死闘だった…タイトなセット、高強度な展開だった!」とSNSでその激闘ぶりが評されると…
🇫🇷 France takes it 3-0 over Slovenia 🇸🇮
— Volleyball World (@volleyballworld) 2025年6月28日
But don’t let the score fool you — this was a battle. 💥
Tight sets, high intensity…
Les Bleus were just deadly when it mattered most. 🧊🔥 #Volleyball #BePartOfTheGame pic.twitter.com/Hdpp54px74
公式サイトにおいても、「フランスのテオが先導しスロベニアからフランスがストレートで勝利を奪ったが、いずれのセットにおいてもその差はほんのわずかだった!」などと前置きし、この日が31歳の誕生日だったクレブノ選手からは「私にとって最高の日だ!スロベニアと良い戦いを繰り広げたが全然簡単ではなかった…違いを生んだのはわずかなディテールの差だけだと思う!ハイレベルなバレーボールは常にこのような感じだが、そんな試合での勝利が嬉しいんだ!」などとハイレベルな戦いだったことを高評価していました。
またスロベニアバレーボール連盟からも、「パリ五輪覇者であるフランス相手に、激闘の末に敗れた…」などと敗戦が報じられながらも、その試合内容や躍動する選手たちのパフォーマンスレベルは非常に高く、称賛すべきものであったことを誇らしげに記述。
そして日本戦に関して、「今大会第2週の最終戦は、42時間以内に行なわれる日本戦だ!彼らは非常に速いプレーで有名だが、スロベニア代表は昨シーズン日本と2度対戦しており、VNLのグループステージでは1-3、準決勝では0-3といずれも相手が上回っていた…」と紹介。
それでも、公式SNSでは「フランスには敗れたが、我々の選手たちのパフォーマンスは非常に良い!彼らは明日、日本戦で再び勝利のチャンスを得るだろう…さあ、みんな応援しよう!」と連盟から日本戦に向け声援が求められると、スロベニアの方々からは「日本は技術とスピードのチームだが、我々の高さとパワーで圧倒できるはずだ!」、「日本特有の粘り強いディグにも屈せず、決めきる力を発揮しよう!」など期待の声が続々投稿されていました。