U-23アジアカップでパリ五輪出場へ王手をかけたU-23男子日本代表。日本時間4月30日に行なわれる準決勝・イラク戦のプレビューをAFCが投稿しており、2016年大会でタイトルを獲得しているドーハ会場での準決勝で、日本の勝利に期待感を示しているようです。
『死のグループ』とも評されていたグループステージを、韓国に次ぐ2位で通過していた日本は、開催国カタールに見事勝利。対する韓国は、今大会最も勢いがあるとみられるインドネシアに敗れるという波乱も起きており、続く準決勝2試合に注目が集まっています。
✨𝐒𝐄𝐌𝐈-𝐅𝐈𝐍𝐀𝐋𝐒 ✨
— #AsianCup2023 (@afcasiancup) 2024年4月26日
The #AFCU23 semi-finals are going to be epic to say the least!
Clear your schedules. Life can wait. Because you don't want to miss this! pic.twitter.com/aGztWm57Bj
日本の準決勝の相手イラクは準々決勝でベトナムを破っており、その監督はあの”ドーハの悲劇”で知られる、1993年W杯アジア最終予選で日本と対戦した元イラク代表のラディ・シェナイシル氏。この対決に「何か運命的なものを感じる…」というサポーターの方々も…。
そんな注目集まるこの試合のプレビュー記事を、これまで通りAFCが投稿。まずは準決勝まで勝ち抜いた4チームの「事実と数字」に注目した記事を投稿しており、この中でAFCが注目していたのが、1984年以来の韓国五輪出場を阻んだインドネシアの不気味さでした。
その後、そんなインドネシアと対戦するウズベキスタンには、トップスコアラーが多く攻撃性が高いこと、そして日本と対戦するイラクが2016年大会で3位入賞した時以来の準決勝であることなど、これまでの大会の記録などを振り返っていました。
そして日本については、「日本にとってドーハは幸運の地になるのか?」との見出しで、準決勝の会場は、日本が2016年大会においてタイトルを獲得した地であることを振り返り、ライバル韓国不在のこの大会で、開催国カタールを破るという実力を確認していました。
また、日本のキャプテンである藤田譲瑠チマ選手のコメントを掲載した記事も投稿しており、この中で藤田選手は「カタールとの試合後は疲れがあったが、中3日あることもあって疲れは残っていない。イラクは身体能力が高く厳しい試合になるだろうが、我々が勝つ!」と力強く語り、これまでよりもよりゴールを意識した動きにしていくことを約束してくれていました。
これに対し、イラクの守りの要であるザイド・タシーン選手は「アジアカップでシニアチームが日本に勝ったことで、試合へのモチベーションは上がっている。プレッシャーは大きいが明日は勝ってパリ行きを決めたい!」と意気込みを語っていました。
これらの記事が投稿される前日の27日には、AFCからJFAにレギュレーション変更で今大会の順位がパリ五輪組み合せに反映することが発表され、突然の変更に驚きの声も…。
しかし、そんなことがあってもなくても常に目の前の戦いに集中し、ここまで成果を上げ続けてきた日本代表の選手たちの、日本時間30日2時半からの戦いに声援が送られています。