日本時間4月29日未明、バレーボールイタリア・セリエAプレーオフ決勝で、ペルージャに敗れ2位となったモンツァの髙橋藍選手。世界クラブ選手権覇者である強豪ペルージャ相手に喰らいつくも、最後は笑顔で試合を終えた髙橋選手から、感謝の言葉が語られています。
3戦先勝方式で行なわれていたプレーオフ決勝で、髙橋選手所属のモンツァはペルージャに1勝2敗となっており、ホームで迎えた第4戦でなんとか2勝2敗のイーブンに持ち込みたかったモンツァは、ホームの熱い声援を受け戦いに挑んでいました。
チームの主力となっている髙橋選手は、第1セットから力強いバックアタックや狙い澄ましたサービスエースなどで次々と得点をあげますが、ポーランド代表のウィルフレド・レオン選手らスター選手が揃うペルージャもここにきて本領発揮と言わんばかりに得点を量産。
なんとか第1セットを奪ったモンツァでしたが、その後は3連取されてしまい優勝は逃してしまったものの、髙橋選手の日本人選手として21年ぶりの大舞台への挑戦に、ファンの方々からは「感動と興奮をありがとうございました❤︎」などの声が寄せられていました。
Congratulations @SIRVolleyPG! 🔥 They are the 2023/2024 Italian League CHAMPIONS 🏆!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年4月28日
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これまでプレーオフでMVPを獲得するなど活躍し、チームに貢献し続けてきた髙橋選手は試合後「誰もこのような結果を予測できなかった中、自分たちにとってもこの結果は大変素晴らしいものになりました。自分たち、そしてこのチームを本当に誇りに思います。このチームが大好きですし、チームメイトやサポートにも感謝します」と語ると、髙橋選手スタッフSNSにも「連日遅くまで、本当に沢山のご声援ありがとうございました。イタリア3シーズン目が終了しました。MONZA最後まで素晴らしいチーム&シーズンでした」と投稿。
連日遅くまで、本当に沢山のご声援ありがとうございました。
— 髙橋藍スタッフ (@ran_staff) 2024年4月28日
イタリア🇮🇹3シーズン目が終了しました。
MONZA最後まで素晴らしいチーム&シーズンでした‼️
Graze Monza 🏐 pic.twitter.com/GEwNE9EBKe
この試合の様子や結果は、Volleyball Worldをはじめ多くの海外メディアが取り上げており、ペルージャの優勝を称賛し、そんなペルージャをここまで追い詰めたモンツァも称えてくれていました。そんな中、ファンの方々からはすでに来シーズンを見据えた声も…。
それは、「ペルージャのレオン、モンツァの髙橋藍、ミラノの石川という上位3チームの主力選手が今季限りで現チームを退団するのか…」といった移籍に関する声。まだ正式な発表ではないのですが、すでにエージェントと会談する様子も報じられており話題となっています。
それらによると、今回モンツァを苦しめたペルージャのレオン選手に変わり、石川祐希選手がペルージャへ…、そして髙橋選手は日本で新たに始まるSVリーグを盛り上げるべく、サントリーサンバーズへの移籍が噂されており、関係者からの発言も相次いでいます。
今シーズン最終戦でも、世界最高峰リーグで世界を沸かせた髙橋選手と石川選手。2人の動向にも注目が集まっていますが、そんな2人がチームとなる日本代表のパリでの活躍にも大きな注目が集まっています。