サッカー・U-17女子アジアカップのグループ最終戦で中国を下し、決勝Tを見据えている日本代表・リトルなでしこ。決勝Tに東アジア4チームが出揃ったことをAFCが報じると、海外メディアからは「中国は日本への敗北により遅れをとった…」などとも報じられています。
フィジカルが強いとされてきた中国を、終わってみれば4-0と快勝した日本。この試合で日本はメンバーチェンジを多用し、起用された選手たちは躍動してくれており、これまでの試合の疲れを取りつつ、攻撃の手を緩めない日本の強さに世界中から驚きの声があがっていました。
🎥 HIGHLIGHTS | 🇯🇵 Japan 4️⃣-0️⃣ China PR 🇨🇳
— #AsianCup2023 (@afcasiancup) 2024年5月13日
Sublime Japan cruise towards topping Group B!
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この試合の前に行なわれていたグループAの最終戦の結果により、日本時間16日から始まるノックアウトステージ・決勝Tへの出場チームが出揃いました。ひと足先に進出を決めていた日本・中国・北朝鮮についで韓国が進出し、グループステージの結果により相手が決定。
するとAFCからは、公式サイトなどを通じ「セミファイナリストが決定!」とのタイトルで、各チーム今大会の戦歴を軽くおさらいし、次戦の相手などを紹介した記事が投稿。その中で中国を「日本への敗北で東アジアのライバルたちに遅れをとった…」と表現したのです。
日本対中国戦に関しては、中国メディアが数多く取り上げており「中国は準決勝での北朝鮮との対戦を避けられなかった…」とのタイトルで、オーストラリア出身の監督ゲイリー・ヴァン・エグモンド監督は、より技術的なサッカースタイルを追い求めていることを押さえ「技術が優れた日本に対して、中国は明らかに劣っていた。相手の脅威的なボールコントロールに比べて、中国の稚拙なプレーは相手から抑制されていた!」として日本サッカーとの差について、『育成など根本的なところから改善する必要がある』と報じるメディアがあると…
別のメディアは、「今回の試合では、日本はボール保持率だけでなく、シュート数など多方面で中国をリードし圧倒していた…」などとともに日本のゴールシーンなどを伝え、準決勝では日本が韓国と、そして中国は北朝鮮と対戦することを確認していました。
また、今大会上位3チームまでがドミニカ共和国で開催されるU17W杯への出場権を獲得できることについて「この3チームの中で振るい落とされるのは我らが中国かもしれない…」とすでに3位決定戦において、韓国との厳しい対戦予想も掲載されていました。
個人的には、中国の選手たちは本当によく頑張っていましたし、スキルや運動量、フィジカルなどの面において世界で十分に闘えるチームだと思いますが、しっかりと育成を受け、楽しみつつも日の丸を背負うリトルなでしこの選手たちには及ばなかったと思っています。
このグループリーグ最終戦の様子について、中国サッカー協会はまだ情報を報じていませんが、各メディアへのコメントやSNSにはかなり厳しい意見が飛び交っており、日本を羨む声も寄せられているようです。