この世代のアジアチャンピオンの称号を求め、U-17女子アジアカップにおいて北朝鮮代表と決勝戦を闘う日本代表・リトルなでしこ。その試合を前に、AFCから両チームの監督や選手のコメントを掲載したプレビューが投稿されており、日本は力強く勝利を宣言しています。
両チームとも、これまでのグループステージや準決勝を無敗で勝ち進んできており、U-16女子選手権という名前で開催されていた過去8大会では、日本は4度の優勝に対し北朝鮮も3度の優勝、さらに準決勝でこの両国が当たるのは、今回で6度目とほぼ五部となっています。
そんな今大会最大の試合を前に、AFCは両チームの監督やキャプテンのコメントを掲載したプレビューを投稿。決勝を盛り上げるため、両チームのこれまでの戦歴をまとめた記事も投稿されており、ハイライト動画付きの投稿はとてもわかりやすくまとめられています。
記事の冒頭で、「3月に開催されたU-20女子アジアカップの時と同様、日本と北朝鮮はまたしても決勝戦進出を果たし、ユース女子サッカー界でその成果を発揮している！」とのアジアでの無双ぶりを確認した上で、北朝鮮を率いるソン・ソングォン監督の「国全体が女子サッカーの発展に力を注いでおり、私たちは正しい道を歩んでいると考えている。準決勝まで我々はとてもいいプレーをし、決勝に向けても2日間できる限りのことをしてきた…」とこれまでの育成や決勝までの歩みへの自信を語ったことを記述。
また、センターバックのジョン・ポクヨン選手も「試合中はチームの戦術を忠実に守り、決勝戦でも失点しないようベストを尽くしたい！選手たちはとても興奮していて、みんな勝つことに自信をもっている」と国の両親たちのためにも死力を尽くして挑むことを明言。
対する日本は、「決勝はタフなものになるだろうが、プランニングの面では、最初の4試合への取り組み方と似たようなものになるだろう。この暑さの中だが、選手のコンディションを維持しつつ、ディフェンスを安定させることに集中しなければならないのは明らかだ。今大会中、我々はクリーンシートを保つことに努めてきており、北朝鮮戦でもそれが試されることになる」とする白井貞義監督の言葉を掲載。
また、これまでチームの中心として躍動してきた頼れるキャプテン・眞城美春選手の「最初の20分は通常のゲームプラン。これまで通り、ボールを獲得することを目指しボールキープを維持していく。ボールを失うと、簡単にゴールを奪われる可能性があり、それを避け、相手が利用できないようにパスが正確であることを確認する必要がある」などと北朝鮮の攻撃性の高さに注意を払いつつも…「私たちはこの試合で私たちの強さを示し続けたい！」との力強い言葉を掲載。
互いに国の威信とプライドを背負い挑む最終決戦で、どちらがアジアチャンピオンに輝くのか大きな注目が集まっています。
