7月3日、バレーボールネーションズリーグ2024で最もグリーンカード(相手からチャレンジがあった際、自己申告をしたことを称するカード)を獲得したフェアプレー賞が発表。これに対し、海外ファンの方々から「あれ?日本じゃないの?」との声が寄せられています。
前回大会から試験的に導入されていたグリーンカードのシステム。時間ロスを軽減し、試合の流れなどを壊さないという利点があり、大会終了時点で最も多くのカードを獲得したチームには、フェアプレー賞として3万ドルが贈られるとあって、大きな話題になっていました。
そんなフェアプレー賞について3日、大会情報を伝えていた海外メディアのVolleyball Worldは「お祝い申し上げます!今年のVNLを通じて最も多くのグリーンカードを獲得したフェアプレー賞はスロベニア男子とドミニカ共和国女子です!」とのニュースを公式SNSに投稿。
CONGRATULATIONS 🎉 TO SLOVENIA 🇸🇮 AND THE DOMINICAN REPUBLIC 🇩🇴!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年7月2日
They have the most number of “Green Cards” throughout this year’s #VNL.
🏐 #VNL2024 #volleyball pic.twitter.com/bMwWdGJqaW
この受賞に対し、両チームに称賛の声が続々と寄せられる中「それぞれ何枚のカードを獲得したの?」、「他のチームの状況は?」などの声も上がっていますが、公式サイトではグリーンカードの累積枚数詳細については、残念ながら明らかとなっていません。
そしてこの投稿に寄せられた声の中に、「グリーンカード獲得最多は日本じゃないの?」、「彼らは何度も正直に手を挙げていたと思うが…」との声が…。確かに日本の選手たちは、男女ともにブロックタッチやネットタッチについて正直に申し出ていた姿がありました。
グリーンカード枚数が明らかとなっていない中、ある海外ファンの方が唱える説が多くの賛同を得ているようです。それが『日本の技術が高すぎた説』。ネットタッチを最小限に抑えるとともに、しっかりボールに当てていくブロック技術を持ち合わせているというのです。
この日本の高い技術説に、海外ファンの方々からも「なるほど!それなら納得だ!」、「彼らのプレーは観ていて清々しい♪ボールを相手の顔に当ててもすぐに謝るんだ♪」と納得の声が後押しし、日本のバレーボール、そして日本選手の素直さが認められているようでした。
またこの説をさらに後押ししていたのが、ファイナルラウンドでのカナダ戦において、フォアヒット(4回以上ボールに触れる反則)判定。この疑惑の判定に、あまり主審に詰め寄ることのない日本選手が猛抗議したことから、日本のフェアプレー精神が注目を集め、「あの誤審には本当に腹が立った!なぜなら日本はグリーンカードを取り続け、ブロックタッチがあった際はいつもそれを素直に認めるチームだからだ!」などこれまでの正直な日本の選手たちの姿を称え、そんな彼らが嘘をつくはずはないと信じているようでした。
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— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年6月27日
🏐 #VNL2024 #VNL #VNLFinals #volleyball pic.twitter.com/IaWTUM1g9S
大会終了後も注目を集め続ける日本代表ですが、パリ五輪までのわずかな期間で、男女ともに今大会で達成できなかった一番いい色のメダル獲得に向け、『あと1点』を獲るためのトレーニングに励むことでしょう。