日本時間5月19日、サッカー・U-17女子アジアカップの決勝において、北朝鮮代表と闘った日本代表・リトルなでしこ。歴代の先輩たちも互角の闘いをしてきたように、今大会の決勝も文字通り死闘となり残念ながら0-1で敗れるも、続くW杯への期待の声が寄せられています。
蒸し暑いインドネシア・バリを会場に、タイトなスケジュールの中開催されていた今大会。若く力のある選手たちといえど疲労の蓄積もあったでしょうが、過去4度の優勝を飾ってきた先輩たちのようにアジアの頂に立とうと奮闘し、北朝鮮との決勝まで辿り着いていました。
🔹U-17日本女子代表🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2024年5月19日
『AFC U17女子アジアカップインドネシア2024』、いよいよ決勝戦当日を迎えました。
前日には、決勝戦を行うKapten I Wayan Dipta Stadiumで公式記者会見が行われました🏟
キャプテンの #眞城美春 選手は、… pic.twitter.com/sTMRPtEVW9
過去大会やどの年代においても、アジア最大のライバルとなっている北朝鮮との決勝では、前半から両チーム積極的にゴールを狙います。しかし、時間が経つにつれ北朝鮮ボールが多くなり、幾度も危うい場面を迎えますがなんとか乗り切りスコアレスで折り返すことに…。
すると後半開始直後、中盤からの相手のロングボールが日本守備陣に隙を作らせ、うまく連携ができなかったところをジョン・イルチョン選手に押し込まれ先制されます。日本は選手交代などで流れを変えようとしますが、いい形を作ることができず0-1で惜敗していました。
🎥 HIGHLIGHTS | 🇰🇵 DPR Korea 1️⃣-0️⃣ Japan 🇯🇵
— #AsianCup2023 (@afcasiancup) 2024年5月19日
DPR Korea clinch the record-equalling 4th crown!
Match Report 🔗 https://t.co/2qj5PJPK7z#U17WAC | #PRKvJPN pic.twitter.com/PizdBX9Ur7
この試合をご覧になっていた日本のサポーターの方々からは「リトルなでしこは負けてしまったか…北朝鮮はやはり強い!他の国とは全然違うな…」、「完敗だが悲観する完敗ではない!最後のゲームまで出来た事は今後必ずプラスになるはずだ!」などの声とともに、「準優勝お疲れ様でした!堂々と胸張って帰ってきてください♪この借りはW杯で返そう!」、「優勝は逃したけど課題を見つけられたいい機会となったのではないでしょうか?W杯本番で更に成長したリトルなでしこを期待しています!」との期待の声も上がっています。
FT | 🇰🇵 DPR Korea 1️⃣-0️⃣ Japan 🇯🇵
— #AsianCup2023 (@afcasiancup) 2024年5月19日
𝗗𝗣𝗥 𝗞𝗢𝗥𝗘𝗔 𝗔𝗥𝗘 𝗧𝗛𝗘 𝟮𝟬𝟮𝟰 #U17WAC 𝗖𝗛𝗔𝗠𝗣𝗜𝗢𝗡𝗦!#PRKvJPN pic.twitter.com/uOUJb1mKo6
また、大会を主催するAFCは公式サイトやSNSで北朝鮮の優勝を祝福。日本についても、再三攻め込まれるもそれを耐え抜き、相手ゴールを脅かしていたことを評した上で、今大会のMVPを日本の頼れるキャプテンで、数々の名シーンをうんだ眞城美春選手に授与。
𝙎𝙝𝙞𝙣𝙚 𝘽𝙧𝙞𝙜𝙝𝙩 𝙇𝙞𝙠𝙚 𝘼 𝘿𝙞𝙖𝙢𝙤𝙣𝙙! ✨
— #AsianCup2023 (@afcasiancup) 2024年5月19日
🇯🇵 Shinjo Miharu is the 2024 #U17WAC Most Valuable Player! pic.twitter.com/OZ8DXm7OB8
公式SNSでは、「ダイヤモンドのように明るく輝く!」とのフレーズとともに、ノックアウトステージで得点を決めた直後の眞城選手の笑顔画像が添付されていましたが、ピッチ上でトロフィーを授与された眞城選手の表情は曇り、心の底から喜べない様子でした。
そんな眞城選手は、「私のパフォーマンスを評価してくれ感謝します。しかし、私はまだ状況を変え、チームを勝たせることができる選手ではありません。将来的に、今日の決勝のような試合で状況を変えることができる選手になりたい!」と成長を誓ってくれました。
この惜敗により大会2連覇、そして5度目のチャンピオンを逃したリトルなでしこ。今後は、6月下旬と10月上旬に合宿を行ない、10月下旬からスタートするU-17W杯で世界を相手に活躍してくれることでしょう。