U-23アジアカップ準決勝において、日本時間4月30日未明にイラクと激突したU-23男子日本代表。日本は前半に華麗な2得点をあげると、後半のイラクの猛攻を抑えパリ五輪出場を決め、この日本の見事な試合運びに、AFCなど海外からの称賛の声が相次いでいます。
あの”ドーハの悲劇”を生み出した当事者が監督となってイラクを率い、その会場でパリ五輪出場をかけ挑んだ日本。カタールを破ったことにより中3日というスケジュールでの試合となったこともあってか、選手たちはこれまで以上に溌剌としたプレーを見せてくれました。
イラクは対日本としてシステムを変更して挑みましたが、序盤から日本が主導権を握ると、細谷真大選手が積極的にゴールを狙います。その細谷選手は前半28分、前日の会見で強い意気込みを語っていた藤田譲瑠チマ選手からのパスを華麗に受け、技ありシュートで先制。
✨ That swivel and finish from Mao Hosoya was exquisite 💯#AFCU23 | #JPNvIRQ pic.twitter.com/KKaEx0sKzG
— #AsianCup2023 (@afcasiancup) 2024年4月29日
また前半42分には、荒木遼太郎選手が追加点をあげ2-0のリードで折り返します。後半はイラクが攻撃的布陣に変更し日本ゴールを脅かしますが、メンバーチェンジを使いながら組織的に、そして粘り強く守るとこのまま逃げ切り、歓喜した日本代表の選手たち。
🧈 A team move smooth like butter finished off by Ryotaro Araki 🇯🇵#AFCU23 | #JPNvIRQ pic.twitter.com/oPIPwsSTGL
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この嬉しい勝利により、今大会の目標の一つであったパリ五輪出場を決めると、キャプテンの藤田選手は「五輪出場権獲得は自分たちにとって最低限の目標。それを達成できたのは嬉しく思うが、自分たちが狙っているのはアジアの頂点!」と力強く優勝を宣言してくれました。
この日本にとって嬉しい試合のハイライト動画や記事を、これまで通りAFCが配信してくれており、公式SNSでは「細谷真大のスイベルとフィニッシュは素晴らしかった!」、「バターのようにスムーズな連携を荒木良太郎が締めくくる!」と評する2つのゴール動画を投稿。
また公式サイトでも、「前半のゴールが日本を決勝に押し進めた」と題する記事が投稿され、日本の個人、そして組織的なスキルの質の高さにイラクは対応に苦慮していたこと、攻守ともに盤石であることを称賛し、見事パリ五輪出場を決めたことを称賛していました。
多くの海外メディアが日本の勝利を称賛すると、五輪出場を決めたこともあり五輪公式サイトも「サムライブルーは早期にリードを奪うと、イラクに2-0のスコアで締めくくった!」などとこの試合の様子を報じてくれており、続くウズベキスタン戦にも注目しているようでした。
この試合をご覧になったサポーターの方々からも、
「日本のU23は圧倒的に強かったな♪
これなら決勝も安心して見られそう!」
「オリンピック出場権獲得おめでとう!
だがこれに満足しないで、アジアカップ優勝してパリに行こう♪」
などの称賛の声が寄せられています。
そんな2016年大会以降の優勝を目指す日本は、日本時間5月4日0時半から、同じく準決勝で勢いのあるインドネシアを破ったウズベキスタンと、アジアの頂点をかけ争うこととなっています。