6月16日、バレーボールネーションズリーグ2024の予選ラウンド最終戦において、世界ランク5位のアメリカと激突した女子日本代表。アメリカの高く正確なブロックに苦しめられ0-3で敗れるも、ファイナルラウンド初戦で再び中国と対戦することが決まりました。
前日のセルビア戦では、事前にパリ五輪出場が決定したことや、相手が若手中心のチームで挑んだことなどもあり、気持ちよくストレート勝利していた日本。その後のセレブレーションでは嬉しそうにキャップを被り、これまでの応援に感謝する選手たちの姿がありました。
#バレーボール女子日本代表
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2024年6月15日
/
㊗ #Paris2024 出場決定🎊
\
セルビア戦後にセレブレーションを受けた #バレーボール女子日本代表 の選手たちの表情をお届けします🧢🇫🇷
Photo: @volleyballworld
@Paris2024 @TeamJapan #TEAMJAPAN#OneTeamOneDream #一心一夢#一つの心でひとつの夢を掴む pic.twitter.com/4qXCkJRJzt
そんな日本の予選ラウンド最終戦の相手は、すでにパリ五輪に向け出場12選手を選出している世界ランク5位のアメリカ。しかし、日本もパリ五輪で優位に試合を進めるためにも、そしてファイナルラウンドへの勢いをつけるためにも、勝利で終わりたい試合となっていました。
そんなこの試合は第1セットから、アメリカの高く正確なブロック、そして高い位置からの正確なスパイクに苦しめられます…。第1・第2セットを落とし迎えた第3セットは、メンバーを変更し五分の展開に持ち込む修正力の高さを見せるも、0-3で完敗となっていました。
USA 🇺🇸 TO THE FINALS!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年6月16日
They’ve beaten Japan 🇯🇵 in straight sets and got their place among the best 8 teams going to Bangkok for the #VNLFinals! 🔥
➡️ #VNL2024 schedule - https://t.co/F5Qmmecbzo.
📺 Watch the matches on VBTV.
🏐 #volleyball #VNLFukuoka pic.twitter.com/wDS6sETIAU
この試合後、古賀紗理那キャプテンはアメリカとの力量差を痛感しながらも、試合の中での課題修正に言及。ファイナルラウンドに向けては、サーブで相手を崩し、日本らしい組織的な攻守を再度徹底していきたいことなどを、引き締まった表情で語ってくれていました。
この試合後、海外メディアのVolleyball Worldは、公式SNSで各予選ラウンド最終戦の情報とともに、パリ五輪でのプール分けに重要な世界ランクや、ファイナルラウンドでの対戦表を続々発表。日本は世界ランク7位となり、ファイナルラウンド初戦は中国と対戦することに…。
SEE YOU IN @Paris2024!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年6月16日
The world can’t wait to see you compete in one of the world’s most beautiful cities next month in Paris, France 🇫🇷!
🏐 #volleyball #Paris2024 pic.twitter.com/UKSrcrUdhM
SEE YOU AT THE WOMEN’S VNL FINALS! 🏆
— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年6月16日
These 8 teams will compete from June 20-23 in Bangkok, Thailand 🇹🇭 to battle for VNL glory!
⏰ Full schedule: https://t.co/F5QmmecJoW.
📺 Watch the matches on VBTV.
🏐 #VNL2024 #VNL #volleyball pic.twitter.com/oZnVhQ3YP1
また公式サイトでも、「アメリカはVNLファイナルで最後の席を確保するために日本を締め出した!」とのタイトルで、アメリカが日本に勝利したことで、ファイナルラウンドにギリギリ滑り込めたことや、予選最終戦終了により準々決勝の対戦が組まれたことなどを報告。
この記事の中で、「日本と中国はファイナルラウンド初戦にアジア勢同士のダービーに臨む!」として、世界ランク6位の中国と7位の日本がアジアNo.1の座をかけ挑むことを報じてくれており、アジアだけでなく世界中から熱視線が向けられていることが記述されていました。
そんな投稿に、海外の方々から
「日本としては予選で勝った中国、そして次はおそらく互角だったブラジルに勝てば決勝か…‼︎」
「もしかして日本の最終戦の狙いはこれだったのか?」
など様々な声が寄せられており、日本のメダル獲得も叫ばれているようです。
日本がわざと敗れるようなそぶりは見られませんでしたし、これを狙って予選ラウンドを勝ち抜いてきたわけではないと思うのですが、決勝ラウンドの好位置に海外から羨望の眼差しが向けられているようです。