バレーボールネーションズリーグ2024の予選ラウンド2戦を残し、パリ五輪への出場権を獲得した女子日本代表(火の鳥NIPPON)。大きなプレッシャーから解放されたセルビア戦は見事ストレートで完勝し、五輪出場決定セレブレーションでは最高の笑顔が見られました。
前戦のカナダ戦では、ここで勝利することでパリ五輪出場が決まるというプレッシャーからか、2セットを先取しながらも敗れてしまった日本…。翌々日以降の試合でパリ行きが決まるかと思いきや、FIVBおよびVWがポイントを計算した結果、急遽日本の五輪出場が決定。
この突然の嬉しい知らせに、キャプテンの古賀紗理那選手は「カナダには負けてしまったが五輪出場権獲得が目標だったので素直に嬉しい!」と語ると、眞鍋政義監督も「五輪出場権獲得が一番の目標だったので安堵している」と驚きながらも喜びを語ってくれていました。
JVAは6月14日(金)、国際バレーボール連盟およびバレーボールワールドより、#バレーボール女子日本代表 チーム がパリ2024オリンピックの出場条件を満たした旨通知を受けましたことをお知らせいたします。
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2024年6月14日
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そんな喜びに浸る間もなく行なわれたセルビア戦。第1セットは石川真佑選手の連続スパイクなどでリズムを掴むと、古賀選手のバックアタックなどで日本が得点を量産。最後は古賀選手がサーブで相手を崩してからのブロックタッチで、幸先よく25-22と先取します。
第2セットも、粘り強いレシーブからの前後左右の多彩な攻撃で相手を揺さぶり、体制を崩しながらのレシーブや、そこからの得点で流れを掴み終始リードした日本。相手は若手のチーム構成で挑んできましたが、そのチームを叩き潰すかという勢いで25-18で連取。
第3セットは、前戦同様メンバーを変えて挑んだ日本。しかしパリ五輪に向け、前戦よりも強い気持ちで臨んだことや、五輪出場権獲得というプレッシャーから解放された日本は、終始リードを守り、若手セルビアチームを25-15とストレート勝利で下していました。
#ネーションズリーグ 2024予選ラウンド第3週、#バレーボール女子日本代表 はセルビアにセットカウント3-0のストレートで勝利、本大会の通算成績を8勝3敗としました。
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2024年6月15日
次戦は16日(日)18:45より、アメリカと予選ラウンド最終戦を戦います。
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試合後には、キャプテンの古賀選手にパリ五輪のマスコットが手渡され、「Road to Paris」と刺繍された五輪キャップを嬉しそうに被り、最高の笑顔で集合写真を撮った選手たち。その後のインタビューでは、眞鍋監督や選手たちから応援に対する感謝などが語られていました。
その中でも印象的だったのが古賀選手。照れもありつつも開口一番「やったぜーっ❤︎」とパリ五輪行きを喜ぶと、会場のファンの方々も盛大に祝福。また、インタビュアーからの「これで男女でパリに行けますね♪」という質問には首を縦に、そして横に振るかわいい場面も…。
そんな嬉しい勝利に加え、パリ行きを決めた日本を報じてくれていた海外メディアのVolleyball World。公式SNSでは「彼女たちは2024年のオリンピックに出場するだけでなく、 今大会ファイナルへの出場資格も得ました! おめでとうございます!」と祝福してくれていました。
JAPAN 🇯🇵 - SEE YOU IN @Paris2024!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年6月15日
They aren’t just going to the 2024 Olympics but they have also qualified for the #VNLFinals! Congratulations 🎊!
📺 Watch the #VNL2024 on https://t.co/Rb6x7u4TwH.
🇯🇵 #volleyball #VNL pic.twitter.com/TmNsy9hTjG
そんな嬉しさに満ち満ちた日本の予選最終戦は、東京五輪金メダルのアメリカとなっており、結果次第で世界ランクが変動するため、世界ランク5位と格上の相手にも果敢に挑んでくれることでしょう。