バレーボール・U17女子世界選手権の準々決勝において、開催国・ペルーを破り準決勝に駒を進めていた日本。日本時間8月24日には、ここまで日本同様全勝で勝ち進んできたイタリアとの準決勝が行なわれ、日本が3-1で勝利すると歓喜の声が続々と寄せられています。
アジア予選同様にプールDも3戦全勝で勝ち進み、ラウンド16ではエクアドルをストレートで下し、前日には完全アウェーの中での準々決勝においてペルーも倒していた日本。アジアチャンピオンとして、新設された今大会の初代女王の座を狙い順調に歩みを進めていました。
対するイタリアも、日本同様ここまでアルゼンチンやメキシコなどがひしめくプールCを3戦全勝で勝ち進み、ラウンド16においてはカナダをストレートで破ってきた強豪…。準々決勝ではトルコを3-1で破るなど、高さのあるブロックを武器にここまで勝ち進んできていました。
そんな両チームの激突となったこの準決勝の第1セットは、日本の鋭いスパイクでゲームがスタート。序盤から相手の隙をついたサーブやスパイクで得点を重ねると、たまらずタイムアウトを要求したイタリアでしたが、その後も日本の流れは変わらず25-17で先取した日本。
第2セットは、高さのあるイタリアが鋭いスパイクやブロックで応戦するも、日本の粘り強い守りとそこからの多彩な攻撃にお手上げ状態。日本はこれまで同様笑顔溢れるプレーでバレーを楽しみ、最後は連続サービスエースで締め、25-11と最高の流れで連取します。
迎えた第3セットも円陣を組み気合を入れ臨んだ日本は、サービスエースを含む4連続ポイントでスタート。しかしそこからイタリアの猛追が始まると、終盤までイタリアにリードを許す展開となり、日本も最後までボールを追い粘りますが20-25でこのセットを落とします。
第4セットも準決勝に相応しい、序盤から一進一退の攻防となる熱い展開となると、相手の高いブロックに苦しんだ日本でしたが、ブロックの隙をつき粘り強く攻撃を続けると、最後は溝上愛那選手のサービスエースで25-22とすると、コート上で喜びを爆発させた選手たち。
この試合をご覧になっていたファンの方々からは、
「U17女子決勝進出おめでとう!
最後のセットの逆転劇はすごかったよ♪」
「決勝は中国なのね…
アジア対決だけどこの勢いのまま勝利してくれると信じて応援します❤︎」
などの歓喜の声が続々と寄せられています。
この試合の前に行なわれていた中国対チャイニーズタイペイとの準決勝は、中国の高さとパワーが爆発しており、3-0のストレートでアジア対決を制し中国が決勝に駒を進めています。さらに、中国の大応援団も会場に駆けつけており、日本との決勝戦はアウェー感強めに…。
それでも、昨年のアジアU16女子選手権の決勝において、開催国で完全ホームだった中国を3-1で破りアジアチャンピオンになっていた日本。日本時間25日9時半からの決勝戦でも日本が勝利してくれることでしょう。