ペルーで開催されているバレーボール・U17女子世界選手権のラウンド16において、エクアドルと対戦した日本。予選3連勝の勢いそのままに、狙い済ませたサーブや素早い攻撃で相手に的を絞らせないままストレート勝利を奪うと、ファンの方々から歓喜の声が寄せられています。
この日までに、チャイニーズタイペイやプエルトリコ、そしてクロアチアを下しグループDを首位通過していた日本。その結果続くラウンド16は、グループB4位のエクアドルと対戦することが決まり、初開催となった今大会の初代女王を目指し勝利が期待されていました。
なお対戦相手のエクアドルは、ここまで全勝してきた日本と対照的に、プールBでの予選においてトルコ、タイ、そして中国にいずれもストレートで敗れており、地域予選を勝ち抜いてきたプライドから、なんとしてでも1セットを奪いたいと意気込んでいるようでした。
第1セットは日本の得点からスタートすると、そこから連続ポイントを奪うなど序盤から力の差を見せつけた日本。エクアドルも応戦しようとしますが、日本の狙い済ませたサーブをなかなか攻略することができず点差を開けられ、このセットは日本が25-9で奪います。
続く第2セットのスタートも長いラリーをブロックで制すと、喰らいつくエクアドルを素早い攻撃でジリジリ突き放していく日本。さらに、フェイクを織り交ぜた攻撃で相手の守備を広げると、相手のミスも重なりこのセットも日本が25-18と連取していました。
そして第3セットは、中盤まで白熱した一進一退の攻防を繰り広げるも、ペルーの会場に駆けつけていた家族の皆さんやサポーターの方々からの大声援に見守られる中、連続サービスエースを決めるなど一挙9連続ポイントで一気に試合を決め、25-15で勝利した日本。
この勝利により、日本は翌日の準々決勝に順調に駒を進めており、この嬉しい勝利を知ったファンの方々からは
「今日も危なげなく勝利♪おめでとう!」
「これで準々決勝進出だ!
このままの勢いで優勝しちゃえー!」
など称賛と歓喜の声が続々と寄せられていました。
この大会の様子は、海外メディアのVolleyball Worldから続々報じられており、日本同様予選終了段階で各プールの首位通過は、ブラジル、中国、そしてイタリアとなっており、いずれも3戦全勝となっていることから、これらのチームが現段階の優勝候補と見られているようです。
なおこの後日本は、日本時間23日9時半からの準々決勝において、ラウンド16でアルゼンチンにフルセットの上勝利したペルーと対戦することとなっています。