6月28日、バレーボールネーションズリーグ2024のファイナルラウンド初戦で、世界ランク9位のカナダと対戦した2位の男子日本代表。予選で敗れた相手でしたが、石川祐希選手らの活躍により3-0で勝利し、ベスト4入りを果たすと世界中から祝福の声が寄せられています。
予選ラウンド最終のフィリピンからポーランドに移動し、ほぼ休息なしの中でのスタートとなったこの試合。ケガの影響でリザーブに回っていた髙橋藍選手は、ファイナルラウンドでも大事を取りメンバーから外れることとなりましたが、それ以外は盤石の体制とした日本。
この試合を前に、頼れるキャプテンの石川選手は「予選では僕たちのプレーもあまりよくなかったが、カナダは乗せると力のあるチーム。目標は決勝に行くことなので、その目標を達成するために全力で戦いたい!」と力強く意気込みを語り、ファンの方々の期待は上昇。
その言葉通り、日本は第1セットから気迫溢れるプレーで魅せます。石川選手が狙い済ましたブロックで連続ポイントを奪うと、小野寺太志選手もサービスエースで存在感をアピールし、カナダに一時逆転されるも、最後は石川選手のサービスエースで26-24と先取。
石川選手が試合前に語っていた通り、試合を重ね仕上がりつつある日本は第2セットも気迫とコンビネーション全開。石川選手に負けてられないと、大塚達宣選手もツーやバックアタックなどで得点を量産し、中盤からのリードそのままに25-18と連取しました。
しかし第3セットにアクシデントが…。相手にリードされ終盤を迎るという場面で、懸命に返した日本のボールが4回以上触れた反則とみなされ、チャレンジ対象でないため判定は覆らなかったものの、その後石川選手の怒りのサービスエースなどで26-24と勝利した日本。
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— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年6月27日
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このカナダ戦での最高の勝利に、日本のファンの方々からは
「3セット目に誤審があってヒヤヒヤしたが、勝って良かった!」
「予選でのリベンジ成功で4強入り!
今の日本の勢いは誰にも止められない!」
などの喜びと称賛の声が続々と寄せられていました。
この勝利をいち早く報じてくれていた海外メディアのVolleyball Worldは、公式SNSで「日本が準決勝に進出!アウトサイドヒッターのユーキイシカワの活躍により、日本はカナダをストレートで破った!」と報じ、その前に投稿された誤審シーンには大きな反響が…。
JAPAN 🇯🇵 IS IN THE SEMIFINALS!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年6月27日
Led by outside hitter Yuki Ishikawa, Team Japan beat Canada 🇨🇦 in straight sets to book a place in the #VNL semifinals.
📺 Watch the matches on https://t.co/ZfA7bfOsjq.
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また、カナダバレーボール協会公式SNSからも「カナダは準々決勝で日本に0-3で敗れ、VNLでのエキサイティングな戦いに終止符を打った…」とカナダの敗戦が報じられると、カナダファンから「予選は良かったが今回は残念だった…」と嘆きの声が寄せられていました。
この勝利により、30日に行なわれる準決勝に駒を進めた日本は、この試合後に行なわれるスロベニア対アルゼンチン戦で勝利したチームと、決勝進出をかけ準決勝を戦うこととなっています。