バレーボールネーションズリーグ2024の予選ラウンドにおいて、開幕2連勝を飾っていた男子日本代表(龍神NIPPON)。日本時間5月25日未明に、世界ランク9位で攻撃力の高いキューバと対戦した日本は、苦しめられながらも諦めないバレーで嬉しい3連勝となっています。
開幕からアルゼンチン・セルビアに快勝し、波にのる日本。もちろん選手の皆さんの成長やチームとしての連携の高さによるものなのですが、第1週の会場となっているブラジルの、まるでホームのような声援によるところも少なからずあり、第3戦にも大きな注目が…。
その3戦目の相手となるキューバは、パリ五輪出場を決めておらず、今大会に並々ならぬ思いで挑んでいます。ブラジルラウンド3日目終了時点で世界ランク9位となっており、五輪出場を決めているチームを除くと、セルビアを抜きギリギリ出場枠を獲得できる位置にいます。
そんなキューバはいきなり第1セットから牙を剥き、高さのある攻撃とブロックで日本を苦しめ、18-25でこのセットを奪うも、第2セットは2連勝中の日本が、西田有志選手のサービスエースや相手の隙を狙ったスパイクで、25-22と取り返す手に汗握る展開に…。
第3セットも、一時キューバに6点差を広げられますが、宮浦健人選手や大塚達宣選手、小野寺太志選手らが躍動し25-23と奪取した日本。しかし、第4セットは相手にリードを許すと、再び相手の高いブロックに苦戦し19-25となり、勝負は最終第5セットへ…。
第5セットもメンバーを入れ替え臨んだ日本。最初は相手ブロックに捕まりいやな展開かと思いきや、そこから連続得点で流れを掴むと、一瞬たりとも気が抜けない一進一退の攻防が長く続いた後、最後は西田選手が強烈なスパイクを決め、日本が22-20で嬉しい勝利に…。
この勝利に会場の日本のファンの方々から大歓声が送られると、朝からこのドキドキの試合をご覧になっていた方々からも
「最後は心臓に悪すぎだけど最高っ‼︎」
「あー寿命縮まる試合展開だったけど、勝って良かった!」
などの喜びの声が続々と寄せられていました。
また、今大会の情報を届けてくれている海外メディアのVolleyball World公式SNSは「前回大会銅メダリストはタイブレークで劣勢に立たされながらも、パワーとスピード全開のキューバにも屈することなく相手を沈めた!」とのコメントとともにハイライト動画を投稿すると…
JAPAN 🇯🇵 STILL UNDEFEATED!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2024年5月24日
Despite being down in the tiebreak, the 2023 VNL bronze medalists managed to win against Cuba in a match that showcased power and speed!
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公式サイトに投稿された記事では、相手選手からの「日本は世界トップチームの1つであり我々はベストを尽くそうとした…しかし、彼らは非常に規律があり、非常に技術的であり、誰にとっても難しい対戦相手だった…」とその強さを称賛する言葉を掲載していました。
そんな日本の第1週最終戦は、日本時間26日2時からとなっており、相手は現在世界ランクで日本と3位と4位を奪い合っている強豪イタリア。この闘いに勝利して、続く日本ラウンドを気持ちよく迎えたいですね。