5日間に渡り開催されてきた韓国招待試合最終戦で、若手中心のブラジル代表と優勝をかけ闘ったバレーボール男子日本代表Bチーム。意気込んで臨んだ最終戦でしたが、ブラジルの高さとパワーに屈し、競り合うも0-3とストレート負けを喫した日本は大会3位となりました。
初戦でホームの韓国を3-2のフルセットの末に下した日本は、その後のオーストラリア戦もストレート勝利し波に乗ります。そして3戦目の中国戦も、第1セットを奪われるもその後しっかり修正を図り、多彩な攻撃や粘り強い守りで勝利し、優勝に王手をかけていました。
出場5チームによる総当たり戦で順位を決定する今大会で、最終日まで全勝となっているのは日本のみ。そんな日本の最終戦の相手は、ここまで初戦の韓国にのみ敗れ、中国やオーストラリアを下し2勝1敗としていた、若手中心メンバーで今大会に挑んでいたブラジル。
この前に行なわれていた韓国対中国が長引き、少し遅れてスタートしたこの試合の第1セット。高さとパワーのあるブラジルは序盤からリードを広げると、このセットを25-16とし、続く第2セットでも日本がリードを保ったまま迎えた終盤に逆転し、26-24と2連取します。
このまま負けられない日本は、第3セットになんとか高いブロックを打開しようと試みますが、中盤にかけジリジリと点差を広げられてしまいます…。それでもボールを拾い続け、左右から攻撃を繰り出した日本ですが、このセットも18-25で落とし敗れてしまっていました。
この試合後、応援してくれた会場のファンの方々へ深々と感謝の礼をした日本代表の選手たち。その後コート内で真保綱一郎監督から言葉をもらい、最終戦で破れはしたものの、今大会での互いの健闘を称え合い熱いハグを交わす姿が見られました。
この最終戦の結果により、日本と韓国、そしてブラジルがそれぞれ3勝1敗で並びましたが、勝ち点により優勝は韓国、2位にブラジル、そして3位に我らが日本となっており、その後1勝3敗の中国、4敗のオーストラリアという最終順位となっていました。
残念ながら優勝を逃した日本Bチームは、韓国の大韓バレーボール協会からの情報によると18・19日に韓国代表と公開練習試合が予定されているとのことで、強化に向けて日本は励んでくれることでしょう。
