韓国招待試合で、ホームである韓国と高さのあるオーストラリアを下し、開幕2連勝と波に乗るバレーボール男子日本代表Bチーム。7月16日夜には中国と対戦し第1セットこそ奪われたものの、そこから1.5軍の中国を3-1で撃破した日本が優勝に王手をかけています。
韓国戦では、2セットを奪われるも粘り強い守りからリズムを作り、完全アウェーの中大逆転劇を披露した日本。翌日のオーストラリア戦でも、相手の高さに苦戦しながらも多彩な攻撃と粘り強い守りでストレート勝利し、総当たり戦の今大会を順調に勝ち進んでいました。
そんな日本のこの日の相手は中国。初戦のオーストラリアを3-0のストレート勝利で下していましたが、若手主体で挑んでいるブラジル代表に2-3とフルセットの末に敗れていたのです。これには中国ファンの方々から「我慢できない!若手を起用すべきだ!」などの声が…。
この日も、両チームのファンの方々が駆けつける中スタートしたこの試合の第1セットは、中国の高さのある攻撃に苦戦し16-25と先取された日本。しかし日本は第2セット、ミドルを効果的に使い攻撃の幅をもたせると、中盤からリードを広げ、25-18と振り出しに戻します。
続く第3セットも、西本圭吾選手のミドルに加え、高さのある高橋慶帆選手のスパイクなどで得点を重ねた日本。それでも喰らいつく中国を、調子を上げてきているブロックでシャットアウトしながら抑え攻撃に繋げると、25-21とし勝利まであと一歩と迫ります。
第4セットも、日本は序盤に3連続ポイントでいい流れを作ると、頼れるキャプテンの大宅真樹選手の隙をついたツーでもチームを勢いづかせリードを広げると、最後は村山豪選手の豪快かスパイクで25-19とし、セットカウント3-1で見事開幕3連勝を飾ってくれていました。
今大会の情報を届けてくれている韓国の大韓バレーボール協会SNSは、日本の勝利を報じると…
中国バレーボール協会も公式SNSで、「1-3で我々は日本に敗れた…」と淡々と敗戦を報じていました。
この日本Bチームとの敗戦に、中国ファンの方々からは
「また日本に負けたのか…
我々は1.5 軍、あちらは2軍だぞ!」
「日本Aチームが好成績を出しているからか、Bチームの自信も上がったような気がするな…」
など悲痛な声が続々とSNSに寄せられていました。
出場5チームによる総当たり戦で順位が決定する今大会で、日本は開幕3連勝となっており、残りは最終日の若手主体で挑むブラジル戦となっており、韓国に1-3と敗れているものの強さをみせつけています。